収納大作戦 イケアに行ってきた話

ゴールデンウィークにはじまった収納大作戦はまだ進行中である…。
最大の難関、私の部屋をどうするか考え中だ。近くPCを買い換えるので、それに合わせて、部屋も大改造してしまう無謀な計画を立てている。PCがなかった時代の古いデスクから、PCで作業しやすいデスクに買い換える。本棚増設。クローゼットに棚をつくり、ファイル置き場に作り替え。ついでに、家庭内有線LAN配線敷設。不安はあるが、腰の重い私は勢いでにやってしまわないと、永遠にできなそうにもない。。。
どうせやるなら、倉庫のような味気ない部屋を、気分的にも仕事がしやすい洒落た空間にしたいと思い、新しく買いそろえる本棚、キャビネット、デスクをいろいろ検討した。予算は10万円。通販の組立家具なら余裕で予算内に収まるが、それじゃ今までとあまり変らない。しかし、家具屋さんで、いいなぁと思うものを揃えると、予算の3倍ぐらいは必要である。
で、思い当たったのがIKEA。
半年ぐらい前に、スェーデンの組立家具量販店が日本にも進出したという噂は聞いていた。早速、イケアHPで調べてみると、組み立て家具なのに、デザインがかわいらしい。シンプル、ナチュラル、機能的で、北欧家具~って感じがする。組合わせの自由度も高い。そして、価格が予想以上に安かった。通販の家具よりは高めだが、北欧家具は高いという先入観があったから、こういうテイストの家具が、この価格で買えるとは、うれしい驚きだった。がんばれば予算内、出てもちょっとオーバーぐらいで揃えられるかもしれない。
お。これはいいかも。と思ったものの、安い値段を考えると、実物を見てみないことには不安である。イケアでは通販もしてないし、遠いけど、とりあえず行かないと話にならないということで、探検にでかけた。
新横浜駅から、IKEAへ行くシャトルバスが出ている。小さめのバスで、青に黄色い文字で「IKEA」と書いてある。スェーデンカラーだ。バスで40分ぐらい走ると、到着。
2階がショールームで、観光コースのように道順が書いてある。そして、スタート地点には商品番号をメモする紙と、かわいい鉛筆が置いてあった。「→」に沿って進んでいくと、イケア家具でデザインされた空間が、紙芝居のように、次から次へとあらわれる。8-10畳ぐらいに区切られた空間が、統一されたコンセプトの家具、小物で演出され、こんなリビングもつくれますよ、あんなベッドルームもできますよと、空間を演出する見せ方だ。まるで立体カタログ。この辺が、日本の家具屋と一番違うところかなと思った。近所の家具屋も何軒か見たけど、ソファがだーっと並んでるだけ、ダイニングテーブルがずらーっと並んでるだけだだった…。イケアは、部屋に置いた時にどんな感じになるか、イメージしやすいし、部屋作りのアイディアまで提供してくれる。こういう見せ方をされると、共通したシリーズであれもこれも揃えたくなっちゃうなぁと思った。客は、コースを歩きながら、商品番号をメモしていく。
私は、お目当てのデスク、本棚、キャビネットを重点的に見る。値段の割には、しっかりしているという印象。気に入った。ただ問題もある。寸法が日本の部屋、日本人のサイズに微妙に合わない。うーん、イケアで買うことは決まりだが、部屋のレイアウトは工夫する必要がありそうだ。
2階から1階へ降りると、カーテンとか、小物入れとか、細々したインテリアが並ぶ。そして最後にたどり着いたのが巨大倉庫だった…。今まで見てきた組立家具パーツが、ぜんぶパッケージされて、天井までとどく棚に積み上げられている。”すげぇ~”と思わず、言いそうになったぐらいだ。そのなかを、客が、メモした商品の番号を確認しながら、でっかいカートに、がしがし積み込んでいく。そしてレジへ。まさに、組み立て家具のスーパーマーケットだ。レジを出ると、すぐに配送カウンターがある。この動線には、ちょっと感動した。私のような非力な女ヾ(–;が、ひとりで来ても、何とかなりそうだ。
安い理由が少し見えてきた。世界規模で展開する量産体制。ショールームでの展示の仕方、メモ用紙、動線の良さなど、説明がなくても分かるような工夫をして、人手を省いている。実際、見るのに疲れてしまうほど広いショールームなのに、店員は少なかった。そして、スーパーマーケット方式。よく考えてるなぁと思った。数年前、会員にならないとショールーム見せないとか、最初から最後まで案内人が寄りそうシステムをとった家具屋があったけど、全くその逆を行っている感じがした。
配送コーナーの先にはカフェ。家族連れで一休みしている。ソフトクリーム50円だった…ソフトクリーム評論家の私としては食べてみたかったけど、帰りのシャトルバスが来ていたので、慌てて乗り込んだ。次に来るときは絶対食べよう。
家に帰ってからは、メジャー片手に頭を悩ませている…。

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