ついに、コーエン兄弟

アカデミー賞が発表になった。もう『タイタニック』あたりから、どーでもいいよ…と思っていたが。今年は、久々に、そりゃ観なきゃーと思う作品が受賞した。
祝! コーエン兄弟、「ノーカントリー」監督賞、作品賞、脚色賞、助演男優賞。
アメリカの監督で、面白いなーと思うのは、コーエン兄弟か、ウディ・アレンか、だった。アレンはもう安定した感じもあるし、活動の場をイギリスに移している。コーエン兄弟は、好きだけど、最近の作品はパッとしないな…と思っていた。『ミラーズクロッシング』、『ファーゴ』、『バーバー』などで見せたあのひねくれた感じ、独特の”間”や映像美はどうしちゃったんだろうと。
しかし、今回の受賞は、ファンとしてうれしい。観る人を選ぶ監督であった。はまる人には、はまるセンス好きだったんだけど。ああ、これでメジャーになっちゃったな、という一抹の寂しさもある。
ついでに、ダニエル・デイ・ルイスの主演男優賞もうれしい。しばらく見ていなかったが、学生時代、お気に入りの俳優だった。「存在の耐えられない軽さ」とか、「眺めのいい部屋」とか。久しぶりにニュースで顔を見て、互いに年取ったねぇ…などど、何十年ぶりにあった友人のように語りかけてしまった。。。渋くなったな。受賞作見てみようかな。

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