ひとりサイクリング ウォーミングアップでくたくたの旅

八王子市某所~長沼のすごく美味しい珈琲豆屋さん~野猿峠~多摩境にあるすごく美味しいパン屋さん~尾根緑道~八王子某所

走行距離10.2キロ 積算距離842.8キロ

今日からひとりスキー合宿に行くはずだった。しかし、やむを得ない事情でキャンセル。今シーズンはもう滑れないだろうと、スキー道具を片づけた。

スキーが終わったら、自転車シーズンだ。昨年は、自転車で遠出を1度もしなかった。走行距離は50キロにも満たない。いろんな事情からサイクリング倶楽部も解散してしまったし、自転車仲間と走る機会も減ってしまった。連れて行ってくれる人がいないと乗れないというのは、情けない。今年こそ、ひとりサイクリングで、距離をのばしたい。

今日は天気も良い。さっそく、ウォーミングアップサイクリングを決行。
しばらく乗っていないので、慣れたコースを、まったり走ることにする。このコースは、昨年のサイクリング日誌にも登場してるが、私のお気に入りコースだ。珈琲豆屋もパン屋も、ここから公共交通機関で行くには不便な場所で、距離的にも自転車で行くのがちょうど良い。途中、緑道を走ることもできる。峠越えがあるが、これもトレーニングになる。

最初に珈琲豆屋へ直行。峠も快調、快調。峠で人を抜いていくのはちょっと快感だ。
しかし、花粉攻撃にやられた…。珈琲屋に着く頃には、くしゃみは止まらず、涙はぼろぼろ。珈琲屋さんで鼻をかみ、目薬をさす。冷たいスポーツドリンクを飲むと、ちょっと落ち着いてきた。
私は、この珈琲豆屋さんの常連だ。普段はメールや電話で注文し、宅配してもらう。店長はずっとバイクで宅配に来ていたが、昨年から自転車に乗り始め、最近は自転車で宅配に来るようになった。宅配の度に、あの峠はつらいけど、今日は頑張った、でも、この坂は降りちゃったとか、自転車の話で盛り上がるのだった。

珈琲屋を出て、再び峠を越える。家を出た時間が遅かったので、パン屋には寄らずに、そのまま緑道に入って帰るつもりだった。しかし、峠を下り、緑道へ向かう途中、パン屋の袋をもった女の子とすれ違ってしまった。シンプルな紙袋でロゴも小さいのに、すぐにあのパン屋の袋だと分かるところが、食いしん坊である。いいな…パン。美味しそうだな、どうしよっかな…食べたいな、食べたーい!。緑道へ向かっていたのに、くるっと方向転換。パン屋へいちもくさんにペダルを回していった…。この時が、一番スピードが出ていたかもしれない。
パン屋さんは、いつも人がずらーっと並んでいるのに、今日は空いていた。しかも、大好きな豆パン、栗パン、それとチョコパンが焼きたてだった。これを1個ずつと、黒カンパーニュを買う(^.^)

mamepan.jpg(←愛車と、豆パンちょっと囓りかけ)

そして、やっと緑道へ。もう夕方だったので、いつもより人も自転車も少なく、びゅんびゅんとばす。途中、街を見下ろせるところで、自転車を止め、焼きたての豆パンを食べる。ほかほか、パリパリ、うまー。
冷たくなってきた風にふるえながら、パンを食べていると、やはり自転車でひとりやって来たおじさんに声をかけられる。自転車に乗って、今日で8回目だと言う。自転車はクロスバイクだった。マウンテンバイクに興味があるらしく、私のマウンテンバイクについて、フレームのメーカーや価格のことなどいろいろと聞かれてしまった。
年は60過ぎだと思う。自転車に乗るのが楽しいようで、最近、江ノ島まで自転車で行ったという。うっひゃー。以前、サイクリング倶楽部でも江ノ島行きが企画に上がったが、ちょっと辛いかも…ということでボツになった。おじさんは、川沿いを走っていったら、とうとう江ノ島に着いちゃったらしい。さすがに疲れて、帰れなくなり、自転車を置いて、電車で帰宅。翌日、車で自転車を取りに行ったそうな。自転車で行ったら、帰ることも考えなきゃーとは思ったけど、おじさんの気持ちも分かる。疲れても、自転車だと、もうちょっと、もうちょっと…って走っちゃうんだよね。
私のレベルでは、ひとりで遠出はできないと思っていたが、それは自転車に乗らない言い訳だなと反省した。初心者だって、行く気なら行けるのさ。

休憩の後は家へ帰るだけ。2キロもないだろう。しかし、一度休んだら、なぜか疲れがどっと出てきた。冷たい向かい風。体がだるい。ペダルが重い。ちょっと長いゆるい坂道で、時速5キロぐらい。歩いた方がいいぐらいだ。そして、ママチャリにぬかれてしまう…ショック。
最後、マンションの敷地内の坂道がつらくて、とうとう降りてしまった。一昨年あたり、50-60キロ走ってきた後でも、この坂で降りたことなかったのになぁ。家に着いた時は、くたくただった。10キロしか走ってないのに。

体力の衰えに危機感を持った。鍛え直さなきゃね。

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