秋の湖めぐりの旅

八王子某所~多摩境~町田街道~城山町穴川~城山湖~城山町都井沢~津久井湖北側回り~名手橋~県道513号~イタリア料理屋トラットリアカチーノ~城山ダム~県道48号~東京家政学園~町田のアイスクリーム屋~相原~八王子某所

走行距離 49キロ
積算距離 1059.7キロ

台風一過。朝から気持ちが良い秋晴れ。いつもの友だち5人でサイクリングである。しかし…、前の晩、寝付きが悪く、睡眠が4時間ぐらいしか取れていなかった。朝ご飯を食べると、ちょっと胃もたれ。不安はあったが、でも、まぁ何とかなるだろうと、出発。

城山湖
今日の目的地、城山湖~津久井湖は神奈川県相模原市のダム湖である。
城山湖は、山の上にあり、ハイキングコースも整備されている。都会の近くにあって気軽に自然が満喫できる場所だ。

tsukui1.jpg交通量の多い街道を走り、麓の城山町へ向かう。城山町から湖へ向かう一本道に入ると、急に景色が変わった。突然、目の前にのどかな田園風景が広がり、コスモスが一面に咲いている。遠くでは農作業をしている人。車がビュンビュン走る道がすぐそこにあるとは思えない。
美しい景色に写真を撮ったり、まったり和んでしまったが、ここから城山湖までは2キロの山道である。高低差は200メートル。最初は、ゆるやかな上りだが、だんだんと斜度がきつくなってくる。ギアをどんどん軽くして、自分のペースでゆっくり登っていくが、足はパンパン、息も切れて、速度も落ちていく。時速6キロぐらいにまで落ちた時に、遂にギブアップ。自転車から降りてしまった(爆)。自転車乗りとしては恥ずかしいが、最後のヘアピンカーブを自転車を押して登る。後ろから走ってくる友だちにどんどん追い抜かれていくーーー。

tsukui2.jpgしかし、山の上からの眺望は最高だった。空は真っ青。風は爽やか。緑もきれい。車でも来られると思うけれど、やっぱり感動がぜんぜん違うな。写真は城山湖。手前が私の愛車ストーク、向かい側は友だちのモールトン。
自転車は、登ったら下るのさ。この下りの時、時速がMaxで44.5キロ出た。私が今までの自転車生活で出した最高速度である。登りは20分ぐらいかかったと思うのだが、下りはあっという間。つまんないなぁ、もう。

津久井湖名手橋
城山湖から津久井湖へ。津久井湖を北回りして、名手橋へ向かう。もう登りはないだろうと思いきや、だらだらとした登りが続く。湖がチラホラと見える良い道だが、だんだん景色を楽しむ余裕がなくなっているのが、自分でも分かる。

tsukui3.jpg名手橋は津久井湖にかかる吊り橋。濃い緑の山々に囲まれた湖に、一本の吊り橋が、すっと通っている風景は、都市近郊ではかなり珍しいと思う。車が一台通れるかどうかの細い道だが、私たちが休んでいる間にも車が何台か通っていった。生活道路として使われているようだ。橋の真ん中あたりで景色を見ていると、開放感があって気持ちがいい。車が通るたびに吊り橋が軽く揺れる。ちょっと楽しい(←お子様)。
湖は不透明の緑色。何が釣れるのか分からないけれど、ボートを出して、釣りを楽しんでいる人たちがいた。今日みたいなスカッとした秋晴れも良いけど、紅葉の時期にきたらきれいかなぁ…と思いながら、橋を後にしたのだった。

丘の上のレストラン「トラットリア・カチーノ」でランチ
予約していたレストランに向かう。またまた、ここにも難関があった。レストランは、津久井町を見下ろせる、丘の上にあるレストランだった。短いがヘアピンカーブがある急な坂道がつづく。私は、この時、足に力が入らず、もうヘロヘロであった。やっぱりヘアピンカーブで自転車を降りてしまう。レストランまで歩いて登ったのであった…。
このお店は、住宅街にあって、民家のリビングを改装したレストラン。家庭的な雰囲気でくつろげるが、料理は家庭では作れない美味しさである。いろいろ注文して、みんなで分け合って食べた。濃厚なトマトクリームパスタ、豚肉のソテーなど、他のイタ飯屋さんでは食べたことのないメニューもあった。そして、野菜もお肉も、素材こだわっていて、素材の味の美味しさが堪能できる。付け合わせの野菜も、パスタの具も大きめ、新鮮で、食べ応えがあって美味しい!。でも、前回のサイクリング(にわかニコタマダムの優雅な旅)で、食べ過ぎて、苦しくなってしまった反省を踏まえて、やや控えめにしておく。
ご飯を食べて、休んで、ちょっと元気になった。

町田のアイスクリーム屋~帰り道
帰り道、町田で人気のアイスクリーム屋へ寄るという。前回のサイクリングでも、帰り道、アイスクリーム屋へ寄ったのだが、胃もたれで食べられなかったという悔しい経験をしていた。
ご飯も控えめにしたし、今度こそは!と思っていたのだが、アイスクリーム屋へ向かう途中、やっぱりどんどん胃が張ってきて、息苦しくなってきた。そして、みんなの美味しそうなアイスクリームを見ながら、ひとり、ヨーグルトドリンクを飲むのが精一杯だった(;.;)。くっそ~、いつかひとり来て、ダブルを食べてやる~と、前回と全く同じことを考えていたのであった…。

町田から八王子某方面へは、どのルートを通っても、多分、長い登り道は避けられない。山道に比べたら、全然、大したことない。いつもなら、どうってことない坂道である。でも、これが辛い。いつ終わるんだ…と、そればかり考えて、走っている。この程度の坂道で、ギアをインナーに入れることなど、まずないのだが(センターにも入れないかもしれない)、体力の消耗が激しくて、とにかく軽くしないと登っていけないのであった。みんなにやっとやっと付いていく感じで、ゴール。

今回のメンバーのなかで、一番へたばっていた…。50キロ弱と、そんなに走っていないのに、まったく情けないことである。日頃の体調管理を怠っていたことを痛感したのであった…。
でも、アップダウンがあって、走ったぞー!という気分にさせるコースであった。秋晴れのなか、緑の山道を走るのは、とても楽しく、充実したサイクリングだったな。ご飯も美味しかったし、また行ってみたいコースである。
とりあえず、次のひとりサイクリングは町田のアイスクリーム屋だな。

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