ひとり合宿 in 猪苗代

100205inawashiro.jpg2~4日に、猪苗代スキー場にひとり合宿へ。ひとり合宿で、一番悩むのは、宿泊施設である。
スキー場近くのホテル・ペンションは、「おひとり様」には冷たい。こういうリゾート地の宿泊施設には、シングル部屋がない。ツインルーム以上なので、シーズン中の稼ぎ時には「おひとり様」お断りがほとんどである。大手のちょっと良いリゾートホテル(苗場プリンスのようなところ)なら、割り増し料金で宿泊OKのところもあるが、料金が高いし、こういうホテルのフレンチレストランなんかで、ひとりさみしく食事したりするのも居心地が悪い。
今まで行ったひとり合宿で、いちばん良かったのは、猪苗代のスキースクール。ここはスクールが経営するペンションもあり、空いていれば、ひとりでも気持ちよく泊めてくれる。夕食も、コーチやスタッフと一緒なので、アドバイスを受けながら食事できるし、ひとりでも楽しい。練習目的のひとり合宿にはピッタリなのである。そして、猪苗代スキー場のこの景色が好き。晴れると、ゲレンデの上から湖が見わたせるのだ。湖に飛び込んでいくようで気持がいい。
今回、3年ぶりに、この猪苗代のスキースクールにお世話になることにした。3年前の私のことをコーチはおぼえていてくれた。あの頃は、スキーをはじめたばかりで、プルークボーゲンさえよれよれだった。一言目に「少しは滑れるようになった?」と聞かれ、答えにつまってしまった…が、初心者コースを脱出し、「きれいなパラレルターン」目指すクラスへ参加することができた。以下は練習メニュー。

2日午後(くもり) 外向傾、ショートターン
3日午前・午後(雪) ストックワーク、ショートターン
4日午前(快晴) 腰のポジション・ひねり、山足の引き寄せ、エッジの使い方

今回の成果は、分かった!ということ。前回でも「板に乗る」ということが分かってきたと書いたが、今回もその延長である。外向傾をつくる、姿勢は低く、ストックは前方へ、ターンの始動は早めに、スキーを谷に落とす、谷足の親指に意識しながらエッジを立てる、山側の足を引き寄せる、体はフォールライン…さんざん言われてきても分からなかったことが、ようやく滑りながら意識できるようになってきたということである(出来てるか、出来てないかは別だけど)。そして、意識した通りに体が動かせると、滑りはリズミカルに、徐々に安定していくのが実感として分かってくる。今までは、転けないようにということが最優先だったので、スピードはでないし、言われたことをやろうと思っても、できなかったのだ。それが、中斜面ぐらいまでなら多少余裕が出てきたので、だんだんと考えながら体を動かせるようになっていたのである。

この良い感じを忘れないうちに、また行きたいのだが。行けるかなー。

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