いわきチョコレート めひかり塩チョコ

100517mehikarichoco.jpgメヒカリは、F島県沖で獲れるお魚である。あまり流通はしていない。最近は、メヒカリで町おこしなんかやってるため、ちょっとは知られるようになったが、もともとはF島県浜通り、九州の一部地方ぐらいでしか食べられてこなかった。深海魚なので、見た目は良くないが、白身で身も骨も柔らかく、脂がのっていて、旨いお魚である。料理法は唐揚げが一般的。地元民は味噌汁などでも食べると聞いたことがある。
そして、昨今の塩スイーツブームがくる以前から、F島県いわき市の地元土産として「めひかり塩チョコ」なるものが売られており、これがおいしいという情報を仕入れていた。先日、F島に帰った折に買い求めてみた。

いわきチョコレート めひかり塩チョコ 1箱10個入り 1050円

チョコレートのなかにメヒカリがっ!……入っているわけではなくて(^_^;。
びみょーに魚っぽい形のチョコにのなかにはキャラメルが入っており、チョコの上には塩つぶがのっている。チョコは、手に持っただけで溶ける良質のビターチョコレート。キャラメルはトロトロで、甘め。塩は、地元の海から作った大粒の塩で、辛め。
口に入れると、最初にキャラメルの甘さがくるけど、ちょっと遅れて、塩が溶けだす。そして、キャラメルの甘さに、カカオの苦みと香り、しょっぱさが一体になって、とろりーんと広がっていく。チョコもキャラメルも塩も、それぞれの味はするんだけど、どれも主張しすぎず、バランスが良い。もちろん美味しいけれど、それより、クセになる味という感じかな、これは。また買ってしまいそうである。
手にする前は、チョコに魚の名前ってどうよ…と思ったが、お土産として完成度が高い。類似のお菓子が他にあまりないし、おいしいし、いわきの土地柄=海を思わせる味。見た目も、パッケージの青い海に、海の泡とか波のしぶきを乗せたお魚が泳いでいるようで、センスが良いと思う。

この「めひかり塩チョコ」は、いわき市ではスパリゾートハワイアンとか、アクアマリンふくしまなどの観光施設、デバートや駅の菓子売り場など、広く販売されている。F島市ではコラッセF島(私はここで購入)、東京では新橋にあるいわき市のアンテナショップで購入できる。

ついでに、F島市に関する小ネタ
数日前、「ケンミン何とかー」というテレビ番組で、F島市民は納豆に白菜の漬け物を刻んで混ぜて食べるというのを紹介していて、他県民が驚愕していたが…。F島市出身の私にとっては、当たり前すぎて、だれかに教えてあげようとか、話題にしようとか思ったこともなかったよ。今でも、実家の冬の朝の食卓には、大抵、納豆と白菜の漬け物は並ぶ。我が家では、それぞれが、それぞれに、納豆に好きなだけ白菜漬けを投入し、食べていた。私は白菜多めが好き。ゲストの他ケンミンが、そんなことしたら粘りがなくなると言っていたが、ぜんぜんそんなことない。コツがある。まず、納豆だけを練って、白っぽくなるまで十分に粘りを出してから、刻んだ白菜漬け(水気はよく絞っておく)を投入、控えめに醤油を垂らし、さらに混ぜる。こうするとトロトロ納豆と白菜が一体になって、旨いよー。
あと、これは私だけだと思うが、夏には、キャベツ、ピーマン、にんじん、きゅうり、ネギなど、そこらにある野菜をいろいろみじん切りにして、ひき割り納豆(または普通の納豆をたたいて刻む)と、醤油で混ぜ混ぜ。作り方は白菜納豆に同じ。まずは納豆を練ってから、野菜と調味料。量は納豆50、野菜50ぐらいで。さっぱりして、ご飯にかけても美味しいし、レタスに包んで食べても、イケる。

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