「孔雀」とカーテンの悪夢

100608kujaku.jpg♪ おんなは、うみぃぃ~
つい、口ずさんでしまうわ(笑)。

「孔雀」
紙 小150、大240
前川淳 『本格折り紙』116-123ページより

「悪魔」の次に折ってみたくなったのが、この「孔雀」。テーマはミウラ折り。ミウラ折りと言えば、地図の折り方。縦に山・谷と平行に折り畳み、次に横長になったものを、やや斜めに角度をつけて山・谷と折っていく。紙の対角をひっぱると、ぱっと広げることができ、逆に対角を寄せると、ぱっと小さく畳むことができる。この羽の折り方も似た性質を持つが、私が知っていた地図のミウラ折りとはちょっと違う。こんな美しさもないし。

ミウラ折りは、同じ折り方をひたすら繰り返していく単純作業。コツさえつかめば、簡単だ。折ってる途中でカドが多少ずれても、できあがりは圧巻で、美しいのも、うれしい。
むしろ、悩んだのは、胴体の方。沈め折り(大)と、羽のロック。本では、記号で折り方を表示しているが、分かりにくい。沈め折りで、紙を破き、最初からやりなおし。そして、苦労して羽のミウラ折りを完成させ、ほっとしたところで、羽のロックをグダグダと試行錯誤しているうちに紙を破り、また最初からやり直し(涙)。
このやり直しが、孔雀の場合、簡単じゃないのである。孔雀(大)は、最初に、紙を縦、横、斜めに24分割する格子状の折り目をつけなければならならない。これをやっておかないと、ミウラ折りが綺麗にできないのだ。この作業だけで、1時間はかかってしまう。失敗すると、ここからやり直しするハメになる。延々とミウラ折りをした後で、紙を破っちゃった時には、うきぃっーー!

そんなこんなで「孔雀」折りに疲れ果てていた頃、夢を見た。私は、カーテン屋でカーテンを見ているのであるが、緑色のカーテンに囲まれているのである。それが、つづら折りのように、幾重にもぶら下がっている。カーテンをめくっても、めくっても、延々と緑のカーテンが行く手を阻む。出口が分からなくなって、うきぃっー!っとしたところで目が覚めた。。。もう呪われているとしか思えん。

悪夢にうなされながら、孔雀がなんとか完成。これは見栄えがするなぁ。私にしては綺麗に折れたし、苦労しただけに、完成のよろこびもでかい。\(^O^)/ うき~。

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