小池菓子舗 あわまんじゅう

101014awa.jpg大好物である>あわまんじゅう。こしあんを粟で包んで蒸し上げたまんじゅう。
私の出身地F島市では、町の和菓子屋でも売られていたので、東京に来るまで全国区かと思っていたが、違った…。
東京では、粟大福は見たことがあるが、これは全く違う。粟が搗いてあって、餅になっている。中味は店によって違うのかもしれないが、私が食べたのは粒あんだった。あわまんじゅうに粒あんはあり得ない。強いて言えば、神田の老舗甘味処、「竹むら」の粟ぜんざいがこれに近かった。これは、蒸した粟に、こしあん汁粉がたっぷりとかけられている。いずれにせよ、あわまんじゅうは、F島限定らしい。

あわまんじゅうの発祥はF島県の柳津町。日本三大虚空蔵と言われている福満虚空蔵尊、円蔵寺の門前に、何軒かあわんじゅう屋が並んでいる。なかでも最も手広く商売してると思われるのが、小池菓子舗。F島市からでも、柳津町に行くには遠いうえに交通が不便で、なかなかあわまんじゅうだけを買いに行くことはできないが、この店はF島市のイベントなどで実演即売をしているのを何度か見たことがある。私が食べたなかでは、いちばんである。二番目が、I●町の●●庵(超ローカル)。

小池菓子舗 あわまんじゅう 1個84円

実演販売を見ていると、おちょこのような小さめのお茶碗に、粟をいれ、そのなかに餡を押し込んで、また粟でふたをして、ひっくり返して蒸す。粟のつぶつぶもちもち感と、ちょっと柔らかめでとろっとした甘めのこしあんとの組み合わせ。ほのかな粟の香りも良い。2,3個はペロッと食べてしまう。特に蒸したては、温かくて、一段ともちっとしていて、最高に美味しい。

以前はF島に帰った時に、和菓子屋で買ってお土産にしたり、食べたくなると小池菓子舗に電話して取り寄せたりしていた。しかし、数年前、近くのショッピングセンターに出かけたら、小池菓子舗が実演販売していたのであった。我が目を疑ったよ。なんで、こんな東京のはずれに小池菓子舗が?。もちろん即買い。お店の人に聞くと半年に1回、このショッピングセンターに来ているという。以来、出店期間は逃さずチェックし、毎回、買いに行く。自分で言うのもなんだが、お得意様である(爆)。
最低、20個まとめ買い。日持ちは2日程度なので、食べられない分は冷凍。私は一個ずつラップして冷凍している。自然解凍し、蒸し器で蒸すか、炊きたてご飯の炊飯器に入れるか、めんどくさい時はレンジでチン。蒸すと、出来たての味に近くなる。

今、調べたら、小池菓子舗のあわまんじゅう、楽天でも販売していた。F島I津の特産品を販売してるショップ。冷凍での配送、15個1575円。ちょっと高いなぁ。クール便だから送料も高い。小池菓子舗に電話して、直接取り寄せた方がお得。こちらは常温での配送。配達日を指定して、届いた日に食べられない分は自分で冷凍すればオッケー。

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