地震

11日、東京では震度5。地震がおさまって、すぐにテレビをつけたが、三陸沖とだけで、なかなか情報が入ってこない。
数十分後、テレビに映し出されたのは津波だった。私はF島の内陸出身だけど、浜の方には海水浴によく行ったし、仕事でいわき市にお世話になったこともある。津波が漁港や街をのみこんでいく光景が信じられず、呆然としてしまった。 

その夜には原発のニュース。昨日は明け方に目が覚めて、ニュースで、2号機で燃料棒が4時間も露出していることを知り、眠れなくなってしまった。映画「チャイナ・シンドローム」と同じ状況が、まさかF島県で現実になるなんて。数機で同時に起こっていることを考えれば、映画より難しい状況かもしれない。予断の許されない状況ではあるけれど、作業している人たちの命がけの努力で、ここまで抑えられている。F島県の海岸沿いの街、約40キロにわたって無人というのは、異常な事態だ。実家の近くの街にも、原発から避難してきた人たちがいるとのこと。

今日、午前9時頃、隣駅まで歩いたのだが、近くのガソリンスタンドから隣駅まで延々と数キロにわたる車の長い列。スーパーの前は、米を買い求める人の長い列。店から出てくる人たちの手には、なぜかみんなティッシュとトイレットペーパー。73年オイルショックのパニックと似てる。ガソリンは被災地などへの交通で消費はちょっと増えるかもしれないが、米にしたって、トイレットペーパーにしたって、そんなに急に日本から枯渇するほど消費が増えるものでもないと思うんだけど。最近は米は余り気味だったし、工場だって全滅したわけじゃない。買い溜めする→商品が少なくなる→不安になる→買い溜めする。これの悪循環のような気がする。地震直後はこんなことなかったのに、だんだんと不安が募っているのかもしれない。米がちょっと切れても何とかなるさと構えていた私も、こういう状況を目の当たりにすると、不安になってくる。

オチ無しのグダグダ文章になってしまった。
被災地の惨状に、表現する言葉も見つからない。何もできないが、募金した。本当に僅かなお金だけど、米を買い占めるよりは有効だと思う。

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