有機天然酵母って何者?

今まで、インスタントドライイーストを使ってパンを作ってきた。ドライイーストは、パン生地を膨らませるのに適した、発酵力の強い菌のみを取り出して培養し、乾燥させたもの。発酵力が強く、粉に直接混ぜて使えるので、初心者でも扱いやすく、これでも十分に美味しいパンが作れる。

しかし、そろそろ天然酵母が気になりはじめた。好みもあるが、私は天然酵母パンの方が好き。もっちりとして、甘みと旨みがあり、独特の香り(かすかなアルコール臭の混じった小麦の香り)が良い。天然酵母は、穀物や果物などの付着する酵母を採取し、自然に培養したもの。だからイースト菌以外の乳酸菌なども混じっている。日本でも何種類か販売されているし、頑張れば自分で培養することもできる。
が、天然酵母は手間がかかる。買ったものを使うにしても、すぐに使えるわけではなく、まず温度管理をしながら種を起こさなければならず(必要ない種類のものもある)、発酵力が弱いため、生地の発酵時間も半日以上と長い。ゆっくり手間をかけるからこそ美味しいんだろうけど。私は、もう種おこしで、めんどくせぇ…と思ってしまう。

110430bioreal.jpg先日、強力粉を買いに専門店に行ったところ、「有機穀物で作った天然酵母」(ドライイーストタイプ)なるものを発見した。ドイツ製で、9グラム×2袋で398円。高っ!。ちなみに、今まで使ってたインスタントドライイーストは、大体50グラム300円前後。
説明書きを読むと、厳選されたイースト菌をオーガニック栄養素だけで培養したもので、ドライイーストと同じ発酵力、発酵時間なんだそうで。…え???。つまり、原料にこだわったドライイーストってこと?。どこらへんが天然酵母なのか、まだイマイチ理解できないのだが(汗)、ドイツパンは好きだし、ちょうどドライイーストを使い終わったとこだったし、3袋ほど買ってみた。ドライイースト感覚で、天然酵母のようなパンが焼けるとしたら (゚∀゚)!。手抜き女には、おいしい話。

ということで、この有機天然酵母で、いろいろ試してみます。結果は後日。

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