PAUL カヌレ

110521kanure.jpg10年以上前だと思うけど、ティラミスブームが去った頃、カヌレブームってありましたね。。。ブームの頃は、町の洋菓子・パン屋にもカヌレがあったが、あまり美味しいとは思えなかった。
ブームが去ってから、カヌレはティラミスほどはメジャーにならず、地味な存在になってしまったが、良い具合に美味しいカヌレだけが生き延びているように思う。PAULでカヌレの美味しさを知ってから、他の店でも見つければつい買ってしまうが、あんまりハズレがない。でもやっぱりイチオシは、Paul。

PAUL カヌレ 1個231円

カヌレはフランスボルドー地方の女子修道院で作られつづけてきた伝統菓子。19世紀頃に一時途絶えたものの、20世紀にどこかのお店がレシピを復活させて有名になったらしい。
外側はしっかりと焦げ目がついてカリッカリッで、ほんのり苦み。でも中はカスタードクリームがたっぷり練り込んだような、しっとり甘めの生地。卵、バニラ、ラム酒の風味がとても良い。Paulのは、他の店と比べると、外側の焦げ目の層が薄めで食感が良く、中の生地がとてもしっと~りしてるように思う。次の日になってしまうと、皮がふにゃっとしてしまうので、買ったその日のうちに食べるのがオススメ。私は、いつも新宿京王の店舗(京王線改札口の前)で買うのだが、電車に乗るまでに1個は消えている(笑)。
PAULはフランスの老舗パン屋で、東京では東京八重洲、新宿京王、羽田など数店舗展開。

カヌレって作るのが難しそうに見えて、意外に簡単で、材料も安上がりである。以下は、私がカヌレ型を買った時に付いていたオマケレシピ。あの外側のカリカリは、型に蜜蝋をたっぷり塗って焼くからなのだが、蜜蝋が手に入らなければ無塩バターで十分。私は焼き色が付きにくいと言われるテフロン加工型を使っている上に、オーブンの最高温度は210度だけど、50-60分でしっかりと焼き色がつく。失敗率も低く(^_^;、PAULには及ばないが、かなり美味しい。
*このレシピは生地にバターが入っていないが、クックパッ●などでレシピを検索するとバター(無塩)が入るレシピがほとんど。すこし溶かしバターを加えても良いかも。

カヌレ型5個分
【材料】牛乳280cc、バニラビーンズ1本(なければバニラオイルで)、ラム酒10cc、卵黄1個、グラニュー糖130グラム、薄力粉90グラム、無塩バター(あれば蜜蝋)適量。

①バニラビーンズに包丁で縦に切れ目。牛乳にバニラビーンズをさやごといれ温める。(私は60度ぐらい。砂糖が溶けて、卵が固まらない温度ならいいのかなと)。さやを取り出し、あら熱を取る。
②卵黄、砂糖をまぜ、①の牛乳を少し入れ混ぜる。
③薄力粉(ふるっておく)を入れ、牛乳とラム酒を加えながら混ぜ合わせる。あまり混ぜすぎない。
④生地を濾す。ラップをして冷蔵庫で一晩休ませる。
⑤生地を室温に戻す。オーブンと天板を230度に予熱。
⑥型の内側に、無塩バター(室温に戻しておき、ポマード状にしておく。あれば蜜蝋)を塗る。
⑦生地を混ぜ合わせ、型の8分目ぐらいまで入れる。
⑧熱した天板に型を置き、230度で40-60分焼く。型から出して焼き色が付いていない時は、もう少し焼く。

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