ひとり合宿 in 猪苗代3回目

120314inawashiroresort.jpg話題もりだくさんで長文だぜ。(^^ゞ。

3月12日から14日、猪苗代スキー場へ。今回も猪苗代プロ&リゾートスキースクール、ロッジスポーツパル(←クリック!)で合宿。8時間のレッスンを受ける。3月はいつもなら春のザラメ雪だけど、今年は寒さが厳しく、固くてギュッとしまった良い雪だった。
最終日はちょっと離れたところにある猪苗代リゾートスキー場へ遠征。写真は猪苗代リゾートで撮影したもの。いつもとは違った角度から見る磐梯山、猪苗代湖は新鮮。ここは磐梯山が近いなー。

skiおひとり様スキーヤー
今回も素敵な出会いがあった。60才からスキーをはじめたAさん、30年以上のブランクを経てスキーを再開したMさん。おふたりとも女性。そして、40代の私で、そうheart女子会レッスン。思うように身体が動かないとか、一つ意識すると一つ忘れるとか、ブーツを履く時お腹がじゃまとか、おねえさん特有の悩みを共有できて心強かった。翌日には、前も一緒にレッスンしたことがある青年Fさんも参加。
みんな、おひとり様できている。ひとりでスキーというと周りから驚かれることがあるが、そんなにめずらしいことでもない。本当にスキーが好きで、レベルアップを目標にしている人が多い。そういう人たちと、一緒にレッスンをすると刺激になるし、ロッジに帰ってからもスキーの話は尽きない。
とくにシニア世代のおひとり様スキーヤーって、本当に生き生きして、スキー以外の話題もおもしろくて、人生を楽しんでいる感じがするんだよなぁ。私もそんなふうになれたらいいなぁ。

skiレッスン 

プルークボーゲン、シュテムターン
新雪
外向傾
腰の重心移動

上への抜重→谷足加重という基本の「き」の滑り方から、だんだんと腰の重心移動と角付けを意識したカービングターンへと変わってきた感じがする。
今シーズン、繰り返し練習してきたのが、クロスオーバーという腰の重心移動。カービングターンで重要な要素になる。インストラクターからよく注意されたのは、腰の移動が遅い、移動の幅が小さい。今回のレッスンで、基本の外向傾に立ち戻って、ターン後半で外向傾姿勢をきちんと作ることを意識すると、腰の移動がしやすくなった。
そして、家に帰って撮ってもらったビデオを見て気づいたのだが、インストラクターと私の大きな違いは、膝の曲げと姿勢の高さである。インストラクターは緩斜面でも、私よりかなり膝を深く曲げ、姿勢が低い。私のように膝の曲げが浅く、姿勢が高けりゃ、物理的に、腰が移動できる幅は小さくなってしまう。深く曲げているから、腰が大きく移動できるんだ!という単純なことに気がついたが…今シーズンはもうお終い(T-T)(T-T)(T-T)。来年の課題としよう。

skiもふもふ新雪初体験
13日朝、雪がどっさり降り積もった。午前中に、インストラクターと赤埴大回転コースへ。ここは圧雪していないコブ急斜面の上級コース。最大斜度34°。昨夜からの雪で、ふっかふかの新雪斜面になっていた。斜度も急だけど、それよりも雪の深さにビビる。ストックを雪面に刺してみると、私の膝ぐらいまで雪が積もってそうである。こんな深い雪を滑るのは初めてだ。
インストラクターから、新雪の滑り方を教えてもらう。要は板を浮かせて滑る技術。スピードを出し、縦に降りる。スタンスは狭く、両足加重、ややかかとに重心をもっていき、ターンの時は跳ねるようにして板の先端を浮かすなど。でも…。
やっぱり怖いよー。怖いと身体が反射的に、板を斜面に対して横に向けたり、ハの字にしちゃって、すぐに減速しようとする。こんなことしたら、板が雪に沈んで転ぶだけである。分かっちゃいるが、やってしまう。思い切ってスピードを出して攻めてみると、今度はスピードに負けて、上半身が後傾になり、板がうまくコントロールできなくなって、やっぱり転ぶ。
2,3ターンしては転び…の繰り返し。そして、こんなところで転ぶと、もっと怖ろしいことが待っている。 私は転び慣れているので(笑)、起き上がるのも慣れているが、雪が深いとそう簡単にはいかない。まず板が雪に埋まっているので、雪の重みで、板を持ち上げるだけでも大変である。雪ってすげー重い。足の力だけでは板がうんともすんとも動かない時もあり、手で板の周辺の雪をかき分け、かき分け、やっと板をもちあげる。ストックを刺して、腰を持ち上げようと思っても、腰も雪に埋まってるし、ストックを刺しても、深く沈んでなかなか刺さらないし…、起き上がるだけでかなりの重労働。板が外れるような派手な転び方をすると、雪が板に埋もれてしまって、板が何処に行ったかすら分からくなるし(T-T)、斜面で板をはき直すのも大変である(←苦手)。雪が深いので、転んでも、あんまり痛くないというのが救い(笑)。
2本滑ったが、1時間もかかってしまった…orz。2本目も1本目と似たような滑りだったが、1本目は3,4回板が外れたけど、2本目は1回しか板が外れなかった(←すごい低次元での進歩・笑)。
新雪をふさーふさーふさっーと降りられたら楽しそうだなーとは思っていたが、それにはまだまだ修業が必要。でも良い経験になった。今までも、スクールで、何度か、自分の能力以上の斜面に行ったことがある。ひとりでは絶対に行けないが、インストラクターがついているから挑戦してみようという気にもなれるんである。こういう経験ができるのもスクールの魅力。

ski今シーズンの反省会
今シーズンは充実していた。中級コース(20-30°)ぐらいまでなら斜面にもだいぶ慣れてきて、スピードも出せるようになり、ターンもスムーズになってきた。ようやくやっと、遠慮がちになら(笑)、自分でも「中級」って言ってもいいっかな~?というところにきたかなと思う。以下は、自分の備忘録なので、適当に読みとばしてください(^^ゞ。
今シーズンの課題は、①X脚を直す、②上半身を回しすぎず、谷に向けることであった。①のX脚は、自分でも大回り中回りでは良くなったと思う。内足のエッジがちゃんと立つようになった。しかし小回りはまだまだ。②の上半身もだいぶ谷に向くようになったが、まだ時々、斜度がきつかったり滑りに余裕がなくなると、右ターンで上半身を回しすぎることがあり、左肩が下がるという癖も直っていない…。
腰の重心移動(クロスオーバー)の練習で、カービングターンの感覚が分かってきたのは大きな成果。来シーズンは、もうちょっと膝の曲げ伸ばしを利用して、移動がよりスムーズにできるようにしたい。
今シーズン残った課題=来シーズンの課題は次の通り。①クロスオーバー。膝を使って、重心移動を早く、大きくできるようにする。斜面や滑り方に応じて、移動幅を調整できるようにする。②ターン前半の外スキーをもっと積極的に操作して、雪面をしっかりとらえられるようにする。③小回りの上達。④新雪や荒れた斜面に慣れる。
今シーズンつかんだことを忘れずに、来シーズンもがんばろうっと。

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