一眼レフをめぐる悶々 

前回からだいぶあいてしまった(反省)。最初に言い訳しておくと、サボっている間、とくに8月後半~9月にかけて新製品発表などが続き、考えていたネタが次から次へと古くなっておりますsweat01

camera いつかはフルサイズ
いろいろ調べてみて、ミラーレス一眼の凄さは分かったけど、なんとなーく食指がうごかない。やっぱり、なんとなーく一眼レフがいいかなーと。ボケ味が出しやすい、交換レンズが豊富、撮影画像を直接確認できる、AFが早いとか…一眼レフのメリットに惹かれているということもあるけど、それ+プラスなんとなーく(笑)。
素人が本気カメラを選ぶ時、性能だけではなくて「そのカメラを持つよろこび」という価値判断が入ってくると思うの。うまく説明できないけど、それが「なんとなーく」の正体。写真をそんなに撮っているわけじゃないのに、ライカをずらっと並べて満足するおじさまたちの気持ち。あるいは、身につける機会は少なくとも、ジュエリーボックスを眺めているだけで幸せになるおねえさんたちの気持ち。そんなのと似ている(説明になってないって)。

今までのNikonD70よりも写真を撮る面白さがあって、性能にも満足できて、持つよろこびを満たしてくれるカメラ。自分でも、それはもう一眼レフ、フルサイズしかないなとは思っていた。でかい、重い、ダサいと言われようが、いつかはフルサイズ…という長年の憧れが、「いつかはクラウン」とつぶやいていた昭和時代のサラリーマンのように捨てられないのだった(例えが古くてすみません…)。
フルサイズとは、撮像素子が35ミリフィルムと同じ大きさ=35×24ミリのカメラ。素子の面積は、APS-Cサイズの2.3倍。解像力は撮像素子だけで決まるわけじゃないけど、ミラーレス一眼の高級機がAPS-Cを採用し、一眼レフのAPS-C(だいたい中級機クラス)と同等かそれ以上の解像力を持ちはじめているなかで、あえて一眼レフ機にこだわって、より写真を楽しみたいと思うなら、もう、その上を行くフルサイズしかないな、という気持ちもあった。
しかし、フルサイズ機の購入には、大きな問題があった。それはyen価格。私がフルサイズを考えはじめた冬~春先頃、フルサイズは高級機(ハイアマチュア向け、プロ向け)しかなかった。ボディだけで最低35万円。フルサイズの性能を活かせるレンズを考えると、標準ズームなら20万クラスか。ざっと見積もっても50万コース無理、無理、ムリ。。。フルサイズが安くなるまで気長に待つかーと思っていたのだが、変化が急激な最近のカメラ業界。何が起こるかわかんないぜ、もう。

一眼レフをめぐる悶々、まだまだつづく。

(補足)ミラーレス一眼のフルサイズは出るのか?
ついでにふれておくと、ミラーレス一眼のフルサイズは、まだない。
カメラBlogやネット情報などでは、①撮像素子を大きくするとボディの小型化が難しいこと、②専用レンズの開発をしなければならないので、すでにAPS-Cやフォーサーズでミラーレス一眼に力を入れている企業が、さらに巨額の投資をする余裕はなさそう、などの理由からしばらくは出ねんじゃね?という見方がほとんど。
そんななかで、口コミ掲示板や一部Blogで、Sonyがフルサイズ出すかも?という噂が流れていた。しかし、実際、数日前に発表されたSonyのRX1は、たしかにフルサイズだが、レンズは固定(カールツァイス35㎜f2)だった。価格は2799ドル、だいたい22~3万ぐらい>http://news.mynavi.jp/news/2012/09/12/070/http://japanese.engadget.com/2012/09/11/rx1/。レンズ固定ってことは、ミラーレス一眼とは言えないし、「コンデジ」に分類されるのかなぁ?。コンパクトではなさそうだけど。すご~く、中途半端なカメラのような気がする。

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