思い出パンを再現してみよう マロンパン編

121003maronpan.jpg学生時代の購買部パン。四半世紀経っても、あーあのパン食べたいな…と、ふっと思うことがある。納入していたのは、地元の老舗パン屋さんで、感動的に美味しいってほどでもないけど、思い出と渾然一体になった食べ物って忘れられない。
今の私からは想像できないかもしれないけど、高校の頃は新体操なんぞやっており、これがハードな部で。朝練があるので、3時限が終わる頃には空腹に耐えられず、早弁。昼休みになると購買部に猛ダッシュして、とりあえずパンをゲットして昼練へ。授業が終わると、パンを食べ、放課後の練習にそなえていた(遠い目)。自分でもよくやっていたと思う。

よし、あの思い出パン、作ってみっぺ(←F島弁)。

購買部パンで、今、いちばん食べたいなと思うのがマロンパン。記憶を頼りに絵を描いてみるとこんな感じupwardright。白いふわふわパンにホイップクリームがたっぷりサンドされ、その上に栗の甘露煮、パンの上にはクッキーのそぼろのみたいな甘い粉がかかっていた。

再現レシピポイントは
①白くふわふわして、ホイップと相性が良いパンにする→牛乳で仕込み、薄力粉を1割ブレンド。
②クランブル(バター・砂糖・薄力粉を混ぜてそぼろ状にしたもの)をまぶす。
③ホイップは乳脂肪の低いものを使う。
ドライイーストを使うつもりだったが、ちょうど1回分残っていたホシノ天然酵母を使い切りたかったので、ホシノに変更。これが裏目にでた…orz。

121010maronpan.jpg実際にできたのがコレ。再現どころか…

見た目も味も
全く別物だな

このパン自体は、私にしては出来が良かった。窯伸びが良くて、しっとり、ホシノさん特有のもっちもっち感と甘み、ミルキーな風味がある。クランブルのサクッという食感もなかなか。
しかし。あのマロンパンは、もっちもっちしてなかった。むしろ正反対。きめが細かくて口溶けがよく、味もももっと淡泊だった。上のクッキーそぼろも、こんな凸凹じゃなくて、薄く均一にのっていた。そして、クリームが全然違う。今回、私が使ったのは中沢の「カロリー1/3カットフレッシュクリーム」(乳脂肪25%)。乳脂肪が低いと、ホイップがどうしても緩くなってしまう。軽い味わいはいいのだけど、あのモコッとした固さがでない。かといって、乳脂肪の高い生クリームだと、バタ臭すぎるし。何を使ってたのかなぁ。

宿題がいっぱい残ったけれど、これはこれで美味しいから、良しとするか(←自分には超甘い・笑)。これに福ちゃんコーヒー牛乳(F島ローカル牛乳メーカー)があれば最強。
いつか本物のマロンパンを、ブログで紹介できたらいいなぁ

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