東京會舘 リキュールボンボン

飲み会の時に、ボスが奥様のために時々買うというお菓子presentの話を聞く。東京會舘のリキュールボンボン。奥様はお酒を飲めないけど、これは大好きなんだそうである。毎週木曜日発売、限定20箱と聞いて、いつか絶対に買いに行くぞ!と誓ったが、なかなかそのチャンスはなかった。
先週の金曜日。渋谷に出たついでにお遣い物の菓子折を買おうと思っていたのだが、リキュールボンボンのことを思い出す。ひょっとして、今日ならまだあるかもしれないぞ。かなり遠回りだけど、丸の内の東京會舘へ寄ってみることにする。

東京會舘は、国賓公賓の晩餐会をすることもあるってぐらい格式高い宴会場・結婚式場である。立派な建物の入り口にはガードマンが立っており、こういう場所に不慣れな田舎者が入るには勇気がいる。ガードマンやインフォメーションのお姉さんにチラッと見られただけで、怪しいヤツと思われてないかしらsweat01…とドキドキしながら、わたしお菓子買いに来ただけです!、怪しくありません!を全身でアピールし、脇目もふらず洋菓子Shopに直行。ガラスケースに並んだかわいらしいリキュールボンボンを見たときは、ここまで来た甲斐があったぜっー!と脳内ガッツポーズ(笑)。お遣い物と自分の分、2箱購入した。

121116bonbon.jpg東京會舘
リキュールボンボン
1箱 1575円

六角形の箱を開けた瞬間、

うわぁ~

乙女心(いくつになってもあるのよっ!)がくすぐられた。半透明でキラキラと輝いている。この宝石のような美しさを写真でお伝えすることが出来ないのが残念。
口の中でそっと転がしてると、上品な甘さが広がり、だんだんとリキュールの香りがただよってくる。次の瞬間、シャリっと薄氷のように割れて、リキュールがチュッと広がって、すっと消えていく。なんて良い香り、なんて繊細。白とピンクはマラスキーノ。サクランボのリキュールだけど、バラのような香り。グリーンはペパーミント、茶色はカカオのリキュール。グリーンがいちばん好きだけど、ちょっとしか入ってない(涙)。ボンボンは、濃い砂糖液を沸騰させ、そこにリキュールを混ぜて、表面を糖化(再結晶化)させたお菓子。アルコール分は少なく、お酒の香りはするけどお酒の味はほとんどしない。アルコールが飲めない人でも一粒二粒なら大丈夫だと思う。
そうねぇ、レースのテーブルクロスを敷いて、脚つきのガラスの器にボンボンを盛って、バラの花が描かれたリモージュのティーカップで、フリフリのドレスでも着て、お茶したいわ(←ボンボンを食べながら妄想)。

こんなお菓子を奥様に買って帰るなんて、ボス、乙女心をよく分かっていらっしゃる、見直したぜgood。ウチの旦那がたまーに買ってくるお菓子といえば、柿の種、えびせん、よっちゃんいか…別に私に買ってくるわけではなくて自分で食べたいだけ…orz。

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