苗場で格安スキー

130321kanetsu.jpg冬の関越自動車道を走ると、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」を実感する。写真は、2月に関越トンネルを抜けた直後に、車の助手席から撮影したもの。10キロ以上はある関越トンネルを出ると、景色が白一色にガラッと変わる。

3月半ば過ぎ。1,2月は雪が多くて、今年は春までスキーが楽しめるなーと思っていたら、3月に急に暖かくなり、あわてて最後のスキーを計画する。雪質は期待しないけど、雪は多い方が良い。旦那の都合で日曜~月曜の1泊、できれば車で行くのに便利。上越地方に絞り、ネットでスキー場情報を探していたのだが、↓これを見つけた時、目を疑ったよ。

苗場プリンスホテル 平日プラン 8000円?!
リフト券1日分、朝食、500円の金券(ホテルとスキー場で利用可)、夕食20%引き券付き。

マジで?
バブル景気、スキーブームの頃の苗場プリンスの評判を知る者としてはびっくり。ゲレンデ前ホテルという利便性、高級レストランがいくつも入っていて、オシャレで都会的なリゾートホテルとして大人気。予約開始日に電話しても、なかなか予約が取れなかったという若者たちの憧れのホテル。 スキー人口の減少とともに、経営は厳しいとは聞いていたけど、それにしてもお得感ありすぎの宿泊プランである。条件にもあっていたし、即、予約を入れた。

130321naeba.jpgしかし、行ってみると、やっぱりそこは苗場。駐車場はいっぱい、3月の平日なのに人がうじゃうじゃ。かなり注意して滑らないと、子供やボーダーにぶつかりそう。オシャレな若者たちのスキー場というイメージがあったけど、小さい子供を連れた家族連れが目立っていた。
雪はザラメ状の春の雪。特に初日は晴天で、スキー場でもコートなしでいられるぐらいの春の陽気だったから、午前中からゲレンデはザクザクで凹凸だらけ。雪質は期待しないとはいっても、私のスキー史上のなかでも1,2位を争う悪雪ゲレンデだった。昨年までの私だったら、この斜面を見ただけでやる気がなくなり、早々に切り上げるところなのだが、今年の私はちょっと違ったぜ。中斜面の長いコースを何度も滑り込んだ。やっと、こういう悪雪不整地や難しい斜面にも挑戦したいと、思えるようになっきた。悪雪で滑ると、自分の悪い癖が出やすい。バランスを崩して転けそうになるたびに、今シーズンのレッスンで注意されたことが頭に浮かんできた。悪戦苦闘しながら、いろいろ復習もしつつ、今シーズンのスキーは終了。

格安プランなので、古い建物で部屋も狭かったけど、掃除は行き届いていて清潔、ホテル内のレストランも美味しかったし、温泉にも入れて、かなり満足。毎年、2月半ばごろから、この平日プランが登場するらしい。平日に行けるならオススメ。

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