「ソフィーの選択」ついにBlueRay?

アラン・J・パクラ『ソフィーの選択』(1982年)
くっだらない映画がすぐにDVD化されるのに、なぜこの名作がDVD化されない?と思っていたが、 やっとブルーレイで発売されるとの情報をつかむ。4月19日発売予定だったが、延期になったらしい。ともあれ、長年待っていただけにうれしい。
ホロコーストをテーマにした名作はいくつかあるが、ホロコーストを生き延びた者の戦後を描いた映画はほかに知らない。強制収容所から解放されても、その経験からは一生解放されない。ソフィーの人生は収容所でも戦後も、選択したのではなく、選択せざるをえなかったのだ。メリル・ストリープの代表作。

ついでに、もうひとつブルーレイ販売情報。
エルマンノ・オルミ『木靴の樹』(1979年
これも6月にブルーレイ発売。19世紀末、イタリア寒村の小作人家族の慎ましい生活が淡々と描かれる。地主制という封建的関係に、父親が見せた最後の抵抗と悲しい結末。怒りとやるせなさがこみ上げた。
実はDVDを持っているのだが、ちょっと残念な画質。この映画は照明をいっさい使わず、自然光と、蝋燭の光だけで撮影されており、画面が暗い。それによって19世紀末の農民たちの生活がリアルに映し出されるのだが、DVDでは暗いシーンでのノイズ?(色の階調がきれいに出ず、ブロック状になる)が気になっていた。蝋燭に浮かび上がる繊細な映像を期待して、ポチッと予約。

いいねーいいねー。映画熱、復活してきたよ

これソフト化されないかなぁとか、DVD再販売されないかなぁと願っていた映画は、だいたい願いがかなった。が、まだ全部じゃないぜ。私も、後悔しないように、欲しい作品のDVDやブルーレイは無理をしてでも買うようにしているが、やっぱり情報を見落とし、気づいた時には、ふざけんなっていうプレミア価格になってしまっていることもある。次は、エルマンノ・オルミ『聖なる酔っ払いの伝説』(1990年)、 タヴィアーニ兄弟『グッドモーニング・バビロン』(1987年)のDVD再販売かブルーレイ化をよろしくっ! (って誰にいってるんだか

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