単焦点レンズの魅力

またカメラネタかいっ!とお思いの方、ええ、またカメラネタです(爆)。今回で一区切りなので、もうちょっとお付き合いくださいませ。

急に蓮を撮影してみたくなる。蓮を撮るには望遠がないと話にならん…。キヤノンの望遠は持っていない。で、例のNikon-EOSマウントアダプターを引っ張りだし(2012年10月2日Nikon-EOSマウントアダプターという手があったか!参照)、ニコンの望遠レンズで撮影することに。選んだのは、
AiNikkor 180mm ED F2.8
銀塩カメラ時代、マニュアルフォーカスの古いレンズ。単焦点。
以前、このマウントアダプターを使ってAiNikkor35mmF1.4で撮影した時、やっぱり古いレンズだと写りもレトロだな、でもこのレトロ感は好きだし、味わいのあるオールドレンズとして使おうと思ったのだった(2012年10月24日Nikon-EOSマウントアダプター使ってみた参照)。180mmF2.8も良いレンズなのは分かっているけど、最新のデジタルカメラ用レンズに比べるとどうなんだろうと。期待半分、不安半分で使ってみた。

結果は。

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うおー綺麗だー。古くさくもない。うろ覚えだけど、上がF4、下がF5.6ぐらい、シャッタースピードは不明(汗)、EV-1/3ぐらい、一脚を使用。下の写真はもっと絞った方が良かった…orz。
ニコンの画はメリハリがある。レンズの褒め言葉で、よく「ヌケが良い」という表現が使われる。今まで、その意味がピンとこなかったが、こういうレンズを「ヌケガ良い」って言うのかなぁと何となく思った。透明感があり、花びらや葉っぱの縁などが一段とスッキリとしてキレが良い、階調が豊かな感じ。やっぱり、これはレンズ構成枚数が少ない単焦点、EDレンズ(特殊低分散ガラス)の効果なのかなぁ。
このAiNikkor180mm ED F2.8も、画質的にはフルサイズのレンズとして十分に使えると思う。ただマニュアルフォーカスという不便さがあり、ちょっとでもピント合わせがシビアな場面になると、特に望遠のような手ぶれしやすいレンズは三脚固定、ライブビューで画像を拡大してピント合わせをしないといけない。機動力に欠けるのが難点。

標準ズームの次は、望遠ズームのEF70-200mm F4Lを買おうと思っていた。前回もちょっと書いたけど、このレンズはとても評価が高い。発売日は2006年。Yバシの店員に、ネットではそろそろリニューアルするって噂があるけど、もったいぶらずに情報よこしなさいっと迫ってみたところ、「噂はありますが、どこを直すの?っていうぐらい完成度の高いレンズなんです」と言っていた。Yバシの店員さんがそこまで言うのだから、確かに良いレンズなんだろう。
先日購入したEF24-70mm F4Lも、このズームレンズの写真だけで見ると、十分に満足できる美しさではあるんだけど、単焦点と比べてしまうとやっぱり単焦点の方が美しいような気がする。
ズームレンズは単焦点に比べてやや画質は落ちるとはいえ、満足できる画質のレンズもあるし、機動性があってコスパも良い。望遠・広角もズームレンズで揃えるか。それとも、画質重視で、お金がかかっても、持ち歩きに不便でも、単焦点レンズで揃えていくのか。次のレンズ選びも悶々としそうである…。

AiNkkor 180mm ED F2.8で撮影した他の写真はこちらにUPしてます。

蓮~府中市郷土の森公園
蓮~府中市郷土の森公園 by (C)shimi

Canon EF24-70mm F4Lで撮影した蓮の写真もこちらにUPしてます>深大寺散歩。

深大寺散歩
深大寺散歩 by (C)shimi

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