キャリー

といえば、ぱみゅぱみゅ じゃなくて…。だって、GoogleやYouTubeで「きゃり」ぐらいまで入力すると、頼んでもいないのに、入力候補として「ぱみゅぱみゅ」がずらーっと出てくるんですもの。

スティーブン・キング原作、ブライアン・デパルマ監督『キャリー』(1976年)がリメイクされ、日本では11月に公開される。新キャリーの監督はキンバリー・ピアース。そのプロモーションのために仕掛けたドッキリの動画が面白かったので紹介。

こんなに巧妙に、立て続けに仕掛けを繰り出されると、実際にはあり得ないと分かっていても、マジ?って思っちゃうかも。私がその場にいたら、確実にだれよりも早く逃げてる(笑)。

前に私のトラウマ映画『禁じられた遊びという記事を書いたけど、ホラー映画に限定するのなら『キャリー』。
私が昭和の少女だった頃、ホラー映画ブームで、『エクソシスト』(1973年)、『オーメン』(1976年)と映画史に残る名作が作られた。どれも小学生の頃に見たけど、やっぱり私にとっては『キャリー』がダントツ。(今見直したら違うかもしれないが)
アメリカ・ヨーロッパのホラーの根底にあるのは悪魔。でも、『キャリー』は壮絶なイジメからくる悲しさや恨み。昔の子供だってイジメには超敏感だったから、悪魔払いより、いじめられっ子キャリーの悲しみや恨みが分かりやすかったんだと思う。たしかに『エクソシスト』も『オーメン』も恐いけど、やっぱり悪魔という宗教的文化的バックボーンがない日本人には恨み>>>>悪魔。恨みって、日本人のDNAに刻まれた恐さの源のような気がする。怪談はほぼ100%恨みだし、死んだ人の恨みを怖れて祀ったりするし。
『キャリー』で、とくに忘れられないのはラストシーン。今じゃ手垢のついた手法だけど、当時はぎょえええええーーーーーーっ!。一瞬、心臓が止まったかと思うくらい恐かった。お墓参りに行くと、あのシーンがフラッシュバックするぐらいのトラウマにはなったよ。

新しい『キャリー』の予告を見たけど、キャリー役のクロエ・グレース・モレッツが愛らしくて、いじめられっ子に見えない。昔のキャリー役のシシー・スペイセクの座ったような、凍ったような目つきは文句なしに恐かったよーーー(T-T)。

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