12月の映画鑑賞メモ

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年早々、昨年の記事でごめんなさい。ま。それもこのBlogらしっくていっか(爆)。

イルマル・ラーグ『クロワッサンで朝食を』,2012年,フランス/エストニア/ベルギー,下高井戸シネマ
85才ジャンヌ・モロー、エストニアの女優ライネ・マギの演技が素晴らしいし、シンプルな演出も悪くない。が、二人がなぜお互い心を開いたのかが、肝心のところがぼやーっとしてる。惜しい!

イングマル・ベルイマン『野いちご』,1957年,スウェーデン,下高井戸シネマ
何度見ても良い映画。社会的には成功した老人が人生を振り返り、後悔、疎外感、孤独が、心象風景的な映像とエピソードで語られていく。最後、それらを受け入れた時の映像と老人の穏やかな表情が印象的。

ビリー・ワイルダー『サンセット大通り』,1950年,アメリカ,DVD
職人ビリー・ワイルダーだけあって丁寧でテンポも良いのはもちろんだけど、名作になったのはやっぱり配役。無声映画時代の忘れられたスターという自身に重なる役を演じたGスワンソン。狂気じみた大げさな演技は、もはやホラー。

フォローする