廣瀬屋 豆ずり餅

先日、帰省したついでにF島限定おやつをいろいろ買ってきた。F島県お土産の代表といえば、郡山市三万石のままどおる柏屋の薄皮饅頭。だれに差し上げても喜ばれること間違いなし、鉄板土産。しかし、これらに比べると知名度は低いけど、美味しさでは引けをとらない、そんじょそこらにはない郷土愛にあふれるお菓子をこれから紹介していくぜぃ~。1回目は「廣瀬屋 豆ずり餅」。

豆ずり餅、言い換えればずんだ餅。宮城県とF島県北部で食べられている郷土料理。茹でた枝豆の薄皮を取りのぞき、すり鉢ですりつぶし(フードプロセッサーでもできるが、すり鉢の方が美味しい)、砂糖と塩ひとつまみ加える。これをおはぎや団子、餅などにまぶして食べる。茹でor蒸し茄子なんかと和えても美味しい>仙台長なすのずんだ和え
近頃、地元菓子メーカーがずんだ餅、ずんだプリン、ずんだソフト等々のずんだ商品を次々と開発販売PRし、さらにはNHK「あまちゃん」で小野寺ちゃんが「ずんだーずんだー」と連呼したりして、全国レベルで知られるようになってきた。
もともとずんだは買うものではなく、家庭で作るもの。実家でも、お盆に作るぼたもちは餡とずんだだったな。ずんだは家庭で作るものが一番美味しいんである。ずんだは日持ちがしないので、お土産として売られているずんだ餅・菓子には保存のための添加物や、増量やミルキーにするのためなのか白あんやクリームが混ぜてあったり、、豆もすりつぶしすぎて食感がいまひとつだったりする。ハッキリ言って不味いものが多い。しかし、そのなかで家庭で作るずんだとほぼ同じ、美味しいと思うのが廣瀬屋の豆ずり餅。

140110zundamochi.jpg廣瀬屋 豆ずり餅
1パック5個入り 525円

ずんだは枝豆100%、餅にもまぜものなし。「毎朝つきたての餅で新鮮なずんだをくるんでいる」とのこと。賞味期限は本日中、夕方には餅が固くなってしまう。実家のずんだよりちょっと甘いけど、枝豆の食感、味も香りも、ちゃんとそのまんま残ってる。そして、やっぱり餅屋は餅屋で、餅が美味しいっ!。ほんのり甘く、つるんとして、しっかりとした弾力。
店舗はF島市街地にあるデパート中合の地下食品売り場だけで、通販もやってないので地元民以外は買うのが難しいけど、F島市にお立ち寄りの際には、ぜひ食べてみなんしょ。

廣瀬屋は、私にとっては高校・大学時代によく立ち寄った思い出の店でもある。ずんだ餅の他にも、和菓子も洋菓子もいろいろ製造販売してるけど、私はここの団子も大好物。みたらし、ずんだ、こしあんと3種類あったけど、特に、こしあんが好きだった。餡がサラサラッとして、ほんのり塩気がある。今流行の塩系菓子のような。もちろん団子の餅も美味しい。米の香りがふあっとするようなお団子。学校帰りに友だちとはケーキ屋や喫茶店に寄ることが多かったけど、ひとりの時は廣瀬屋に寄ってよく団子を買って帰り、家に着くなりほおばった。あれは至福の時だったな~(笑)。今でも、帰省すると、あ~廣瀬屋のだんご食べたい…と、ふらふらふら~と寄ってしまう。あ、もう大人なので、今はちゃんと家族の分も買いますけどね(^^;。(団子のずんだは、昔は枝豆100%だったと思うんだけど、今は白あんを混ぜているみたい。)

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