玉嶋屋 玉羊羹&本煉羊羹

前回の廣瀬屋豆ずり餅につづき、全国に広めたいF島の郷土Loveなお菓子第2弾は、二本松市、玉嶋屋の玉羊羹&本煉羊羹。

羊羹の名店は「とらや」はじめ全国各地に数え切れないぐらいあって、玉嶋屋はF島県以外ではあまり知られていないと思うけど、全国レベルで有名な羊羹にも負けない美味しさだと思う。そして羊羹という個性を出しにくい菓子なのに、これは玉嶋屋の羊羹だ!と分かる店の味がある。

140110tamayokan.jpg玉嶋屋は、本煉羊羹より玉羊羹の方が有名かも。

玉嶋屋 玉羊羹
5個入り480円

小さいゴム風船に入った可愛らしい羊羹。昭和12年、戦地で兵士に食べてもらうためにこの羊羹が考案され、戦前は日の丸羊羹と呼ばれていたみたい(玉嶋屋HP商品説明より)。
玉羊羹に爪楊枝を刺すと、プチっと音がしてゴム風船がツルンとむける。なかなか楽しい。子供の頃は、家族の分までプチプチと楊枝を刺しまくったもんである(^^;。最近ではバレンタイン仕様のハート型玉羊羹もあるみたいよ。

一般的に羊羹って、ねっちりと激甘に固められ、餡として食べる時より小豆のサラサラ感や香りがいまひとつで、一切れ二切れ食べると飽きる…ってのが多いような気がする。特に安物ほど。
玉嶋屋の羊羹は、次に紹介する本煉羊羹も含め、何たって小豆の風味が濃いのが特徴。でも他の羊羹に比べると、柔らかめでサラリとして、甘さも上品である。今でも、楢薪の強い火力で練るなど江戸時代以来の製法にこだわっているらしい。玉羊羹も本煉り羊羹もベースは同じだが、玉羊羹はゴムに包まれて水分が逃げないからだと思うけど、本煉羊羹よりみずみずしくて、あっさりめ。

140119tamashimayokan.jpgこの玉羊羹も美味しいけど、どっちかとういうと私の一押しは本煉羊羹!

玉嶋屋 本煉羊羹
1本680円

本煉羊羹は、竹の皮に包んで表面を薄く糖化させている。これがまたたまらないんですの。食べるとシャリっとして、その後にくる羊羹がしっとりとやわらかで、さらっ~とした甘さと小豆の香りでいっぱいになる。
わたくし、
この羊羹なら丸ごと1本食いできてよ

やったことないけど。

お土産にするなら玉羊羹の方が珍しいし、喜ばれるかも。羊羹・小豆好きなら本煉羊羹もぜひ食べてくなんしょ~。
お取り寄せ、取り扱い店は玉嶋屋HPへ。東京では八重洲、葛西にあるF島アンテナショップで購入できる。

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