スキー飯 猪苗代町編Part2

2月の志賀高原でスキーを終わりにするのは悔しいので、3月に再び猪苗代スキー場へ。しかーし1日目晴れ、2日目どしゃぶりの雨、3日目吹雪…。まともにスキーできたのは1日目だけ。まったく今年はツイてないぜ。またまた滑り足りないまま帰路へ。前回訪ねた時にお休みだったお店(2014.2.3 スキー飯猪苗代編)へ寄ってみる。

ら・ねーじゅ。フランス語で雪laughという名前のお店。三角お屋根のかわいいお家。内装も木をふんだんに使った山小屋のような雰囲気。店に流れる音楽はマイルス・デイビス、クールジャズ。ここは、恋人たちが語らう喫茶店…じゃなくて蕎麦屋
昔は普通の喫茶店だったけど、マスターが趣味で打っていた蕎麦を出しはじめたら評判になってしまったそう。しかも、蕎麦にうるさい地元民一押しの人気店。メニューを見ると、コーヒーやピラフやパスタといった喫茶店メニューもあるけど、客が食べているのは全員蕎麦。まだ12時前、平日、なのに席はあっという間に満席に。

私は蕎麦とミニソースかつ丼セットを注文。この組み合わせに驚く方もいるかもしれないけど、会津の蕎麦屋では定番メニュー。ちなみに前回紹介したいわはし館(2014.2.3 スキー飯猪苗代編)にも同じメニューがあったよ。会津地方でカツ丼と言えばソースカツ丼を指し、卵とじカツ丼はほとんど見ない。蕎麦とソースカツ丼は会津人の大好物で、最強の組み合わメニューなのだ。
猪苗代町の蕎麦は、一般的には、黒っぽくて、太めで、香りも強い田舎風蕎麦。しかし出てきたのは、更科系の白っぽい蕎麦。完全手打ち、打ちたて、十割蕎麦だそう。一口食べると、蕎麦の甘みと香りがふわりと広がる。う、うっめぇ。この蕎麦を食べるためだけに、東京から来てもいいわ。麺は細すぎず、太すぎず。十割蕎麦ってボソッとしがちだけど、ここのはツルッとして喉ごしがよく、十割蕎麦らしいコシと歯切れ良さもある。割り下は甘め。そうそう、F島人はこの甘さが好きなのよ、東京の蕎麦も美味しいけど割り下が私にはちょっと辛すぎるの。
ソースカツ丼もおいしい。会津のソースカツ丼は甘酸っぱいソースが特徴。ボリュームいっぱいに見えるけど、お肉はヒレ、ご飯少なめでキャベツたっぷり、さっぱりと食べられちゃう。この時期のキャベツにしては柔らか~。食べかけのヒレカツを「オレにもくれ!」とくすねていった旦那に本気で腹立ったわ。
旦那は野菜天ぷら蕎麦、野菜が大ぶりでさくっと揚げられているので、野菜がジューシーで甘い。ヒレカツのお返しに、アスパラ天ぷらを真っ先にいただいてやったぜ
いずれのセットも1000円。せいろだけだと650円。こんなに美味しくて、このボリューム、申しわけなくなるぐらい安い。東京だとせいろ1枚で軽く800-1000円くらいはすると思うんだけど。美味しい店ほど食った気しねぇ…ってぐらい量も少ないし。

ここはリピーターになっちゃいそう。今シーズン、も1回スキーに来られるといいんだけど。隣のおじさんが食べてた天丼もまた良い匂いで美味しそうだったので、次は蕎麦と天丼のセット!にしたいけど、実はピラフやパスタも気になっている…(笑)。

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