4月~5月の映画鑑賞メモ

しょぼい映画メモを勢いだけでうpしちゃう企画、第3弾!!

フランク・D・ギルロイ『正午から3時まで』,1976年,アメリカ,DVD
西部劇コメディ。銀行強盗と未亡人のつかの間の恋とその後。テンポが良いし、皮肉が効いた二転三転するストーリーも面白い。男女の恋愛観の違いが、ブラックコメディになった感じかな。
コメディとはいえ、前半部分は、醜男が嫌がる美女を力ずくでモノにする→女が抱かれた途端、男にメロメロになるという100%男の妄想目線ストーリーに、イマイチのめり込めなかった。でも、逆に、殿方は、後半部分の、女が恋愛を美化して現実を否定しちゃうところが嫌かもね。
イモっぽいけど、人気者のチャールズ・ブロンソンだからこそ、この映画は成り立つ。相手役は、リアル奥さんジル・アイランド。

パトリス・ルコント『歓楽通り』,2002年,フランス,DVD。
娼館で生まれ育った男プチルイの恋物語。ルコント映画の男女関係は、恋愛というより女性崇拝に近い。プチルイにとってもマリオンは女神。だから、何も報われなくても、彼女に人生を捧げることができる。マリオンは娼婦。だから彼女と「寝る」程度の愛より、ずっと超越した愛を彼女に注いだのかもしれない。映像も美しい、娼館は官能的で、夢の世界のよう。

マーク・ライデル『ローズ』,1979年,アメリカ,DVD
ロックシンガー、ジャニス・ジョプリンがモデル。主演ベット・ミドラー。映画とはいえ、こういう人を見るのは辛い。トラウマから人への依存が強く、愛を乞いながら愛を自らダメにしちゃう人。だれもが彼女を助けたいと思うけど、一番助けられない人なんだよね。だから絶望的に孤独なの。ベット・ミドラーの歌と演技、ライブシー ンは圧巻。曲は、全部オリジナル曲。
ラストに流れる曲、「ローズ」は名曲。日本でも「愛は花、君はその種子」というタイトルで多くの歌手にカバーされている。日本語訳にちょっと違和感はあるが…。


コリン・トレボロウ『ジュラシック・ワールド』,2015年,アメリカ,DVD。
それなりに楽しめる。でも金儲け主義の経営者、恐竜を利用しようとする軍人vs恐竜の生態を熟知した男、突然たくましくなるヒロイン+子供。パニック・怪物計映画の使い古し設定の全部盛りみたいで、新しさがない。
主役のブライス・ダラス・ハワードって、吉田羊に似てるなー。

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