ホテルオークラのレシピでフレンチトーストを作る

 ふわとろ「生」?食パン

パン教室に通いはじめて半年。先生もパン好きなら、生徒もパン好きなので、教室に行くたび、美味しいパン屋とか、流行のパンとか、パン情報も自然と耳に入ってくる。
なんでも、最近は高級食パンが流行してるらしいわよ。しっとりして、ほわほわに柔らかく、トーストしなくとも美味しい食パン。世間ではこういう食パンを「生」食パンって呼んでるみたい(パンに「生」って付けるのはどうかと思うが…)。

写真は、教室で習った「生」食パン。
普通の食パンに見えるけど、一般的な食パンのレシピに比べて、水分がかなり多く入っている。生地もベタベタして、手で捏ね上げるのも一苦労なんだけど、ほんのりミルキーな風味、しっとり、とろけるような食感!。作りがいのあるパンなのよ。この食パン、焼きたてはもちろんだけど、保存の仕方がちゃんとしてれば、数日経っても、しっとりしてて何もつけずに食べてもおいしい。

 ホテルオークラのレシピでフレンチトースト

この「生」食パンで作ってみたくなったのが、
世界一と噂される
ホテルオークラのフレンチトースト!
ずいぶん前にネットでレシピを発見して、ずっと作ってみたいなーと思ってたの。でも、このレシピに合う食パンがねぇ。。。この辺で買える食パンじゃ美味しく出来そうもないなぁと躊躇してたけど、この食パンならイケる!とひらめき、作ってみたよ。

レシピはこちら
 ホテルオークラフレンチトースト

作り方は簡単なんですが…。パンは厚さ4センチ!。4切れで卵6個!、卵液の浸し時間は片面12時間ずつ、計24時間!、焼き時間は弱火で15分!。今まで作ってきたフレンチトーストからすると、すべてが桁外れ…。
レシピ通り、定規を使って正確に4センチにカットしたのが、左の写真。パンの分量から考えて、レシピの1/3量の卵液に浸し、21時間後が右の写真。卵液がだいぶ減っておりました。予定が入ってしまって時間の制約があったので、残念ながら21時間でパンを取り出し、焼き工程へ入ることに。取り出す前に爪楊枝で指してみたら、真ん中あたりにかすかに抵抗があったので、うーん、中心まで沁みてないかなーとは思ったけど、仕方がない

で、出来上がりは、こちら。
焦げちゃったわ。とろ火くらいで、レシピ通り15分くらい焼いたんだけど…。半分に切ってみると、うっすら白い部分が残ってて、予想どおり中心まで卵沁みてないし…。見た目は決して満足いく出来ではなかったけど、メープルシロップをまわしかけて、食べてみたよ。

一口食べた瞬間、。わたくし、目を大きく見開いてたと思うわ。だって
感涙もののおいしさ! 
こんなおいしいフレンチトースト、今まで食べたことな~いっ!。表面が焦げたのはちょっと良かったかもしれない。外はカリッとして、中はしっとり滑らか~な口当たり、卵と牛乳のやさしい甘さが、ぷるっふわっとろ~って広がって、とろけるの。フレンチトーストを頬張りながら、幸せってこういうこと?って、単純に思っちゃったよ。卵液に砂糖をあまり入れてないので、メープルシロップをかけてちょうど良い感じ。
ひとりで食べるには多いかなと思って、半分は旦那に残しておくつもりだったけど、あっと言う間に全部食べちゃいました!。だんな、ごめんっ!。見た目はボリュームあるけど、生クリームやバターなどの油分をあまり使ってないので、クドくもなく、飽きもせず、ペロッといけちゃいます。卵が沁みなかった白いところもしっとりしてたけど、やっぱり口に入れた時に軽く反抗してくるので、レシピ通り、24時間以上、きっちり中央までシミシミになるよう卵液に浸した方がいいね(反省)。

ホテルオークラのフレンチトーストは2000円ぐらい、コーヒーなんか付けちゃうと軽く3000円は超えるらしい。ま、ホテルオークラのフレンチトーストと同じものが作れるとは思わないけど、お家で作ってもビックリするぐらい美味しいフレンチトーストになる。作り方はとても簡単なので、材料と時間さえあれば、料理に不慣れな人でも、例えばダスティン・ホフマンでも美味しく作れると思います(スミマセン…古いネタで。興味あったら『クレーマー、クレーマー』という映画観て下さい)。食パンはやっぱりシンプルで、きめ細かい角食パンが合いそう。

みなさまも、ぜひ、ホテルオークラレシピのフレンチトーストで、至福の時間を味わって下さいませ~。

 補足説明です (6/13)
①卵液に浸す時は、タッパーにフタをして、冷蔵庫で保存です。
②私が使ったパンは、表面が小さめ(9センチ×9.5センチくらい)の食パンを、厚さ4センチにカットしたものを1枚。
③ホテルオークラのレシピは、普通の食パン(12センチ×12センチ)を厚さ4センチ、さらに半分にカット(6センチ×12センチ)したもの、4切れ分の分量っぽいです。

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