ビールの澱でビアブロート再び

ビアブロートで迷走し、振り返ると2月はビアブロートしか作ってなかったshimiです。ビアブロート記事を心待ちにしていたみなさん(だれも待ってません)、こんにちは!。苦い思い出になってしまった苦いビアブロートの続き。

銀河高原ビール編

ビールの澱+黒ビールで作ると何をしても苦いので、試しにゴールド系のビールでも作ってみることに。選んだのは 銀河高原ビール。理由は、コクがあって、苦み弱め、そして私が好きなビールだからー(^^)v。美味しいですよね、銀河高原ビール。
粉は準強力粉+ライ麦粉+全粒粉。酵母はビール澱・水・準強力粉を混ぜて約2倍になるまで発酵させたもの+微量のドライイースト、仕込み水は銀河高原ビール100%。で、こんな感じになりました。

焼きたてはふあっとビールの良い香りがしたけど、冷めたら飛んでしまったわ。
苦みは…まったくナシ!。
クラムはしっとり。自然な甘味があって、黒ビールほどではないけど、噛むほどに旨みが濃くなっていく感じ。これは食べやすい!。
だがしかし…。「ビアブロート」というには名前負けしてるというか(´・ω・`)、パンチがないというか。ビールがもっと前に出てくるような風味にしたいわけで、やっぱ黒ビールか?と振り出しへ。

ドラフトギネス編

黒ビール100%だと、ビールの種類を変えても、ビールの澱を減らしても、見事な苦パンになってしまう。試したビールは、東京ブラック、エビスプレミアムブラック、ドラフトギネス。

黒ビールのボディの強さは欲しい。でも苦みは抑えたい。そこで、ビールを水でちょっと薄めて使ってみる。ビールは、悩んだけどドラフトギネスで。飲んだ時、まったりとして、苦みが比較的まろやか、そして私がいちばん美味しいと思ったからー(^^)v。
レシピは銀河高原ビールと同じ。仕込み水をギネス80%+水20%に変えただけ。

おっ、コレいいかも。
銀河高原のブロートと同じでビールの香りはほとんど飛んじゃうけど、ちょっと香ばさが残る。甘味としっかりしたコクがあって味わい深く、ほのかに苦み。それが嫌な苦みじゃなくて、味に複雑を加えるような苦み。惜しい!。この苦みがもう一押しほしかったかも、5%くらいビール増やしてもいいかなぁ(←これ以上作る気力が…orz)。

こうして迷走したあげく、75点くらいのまぁまぁのビアブロートが焼けるようになって、遂にビールの澱も使い切りました!。思えば、長い闘いだった、燃え尽きて、まっ白な灰になった気分よ(笑)。

いただきます編

銀河高原ブロートもギネスブロートも旨みが濃いからそのまま食べても美味しい。

銀河高原ブロートは何にでも合いそうだけど、最近ハマった生こしょうを合わせてみた。無塩バターに生こしょうをパラパラっとふりかけ。クリーミーな口どけのなかに、爽やかな香りと刺激的な辛さがはじける~。ビールのおつまみにもなりそう。
こしょう本舗さんの生こしょうは、ちょっと振りかけると何でもオシャレなレストランの味にしてしまう魔法の調味料。気になる方はこちらへ>楽天市場こしょう本舗

ドラフトギネスブロートは、濃厚な風味のものと合いそうな感じがしたので、冷蔵庫にあったカマンベールチーズで。パンのコクとチーズのコクの相乗効果で美味しさ倍増!。(高いので滅多に買わないけど)モンドールとか 、 多分、もっとクセのあるチーズの方が合うね。

【番外編】
右の画像はビール澱でつくった食パン。酵母はビールの澱だけ。どうせ発酵力弱いし…と見くびっていたら、過発酵に (°□°;)なってしまい 、キメも荒れ荒れになってしまったわ。でも、苦みはまったくなくて、食感は超しっとり、過発酵でもそれなりに甘味や旨みが残っていて、美味しくいただきました。

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