リコーダーを買う アルト編

リコーダー活動が劇的復活を遂げて1年ちょい。その間にリコーダーが3本も増えてしまったshimiです、こんにちは!。だれも興味ないかもしれないけど、これからしばらくはリコーダー買った話するわ。

キュングのアルトリコーダー/スペリオモデル/パリサンダー

上:メック/スティンズビーモデル/インディアンボックスウッド
下:キュング/スペリオモデル/パリサンダー

1本目はアルトリコーダー。 アルトリコーダーはすでに1本持っていた。15年前に購入したメックのスティンズビーモデル、素材はインディアンボックスウッド/柘植(写真上)。バロック時代リコーダーのコピーモデルで、音量は小さめ、あたたかいやさし~い音色で、やはり上品なバロック曲によく映える。気に入っているけど、ポピュラー曲の演奏にはちょっと物足りなくて、もっと派手な音色が欲しいんじゃ~!!!と思うことがあった。

すぐ買いたいといわけではなかったけど、何気にTちゃん師匠に「次にリコーダー買うなら、音が大きくて~、音色がもっと派手なやつがいいんですよね~」と言うと、「それならスナ○ミ(近所の楽器屋)に1本だけキュングのパリサンダーがずーっと前から激安で置いてあるけど、あれ、いいかもよ」、「マジっすか、すぐに見てきますっ!」というね、急転直下の展開に。ATMでお金引き出して、店に直行したからね ε=ε=(^^)/

店へ行くと、アルトとソプラノが1本ずつ、居心地悪そうにガラスケースのなかに置かれていた。木製リコーダーは都内でも扱う店が少なく、楽器屋というよりは子供向け音楽教材屋のような小さいお店に、まともな木製リコーダーがあるのは珍しい。両方ともキュング (スイスのリコーダーメーカー) のスペリオモデル、素材はアルトがパリサンダー(写真下)。ソプラノはオリーブだった。
アルトリコーダーの値段が、定価の半値の7万5000円くらい。店員さんに、激安の理由を聞くと、ずっーと売れ残っているからと普通すぎる答え…。長年の展示のせいか、ちょっと変色はあるけど、それにしても安すぎん?。なんでこの店にこの2本だけがポツねんとあんの?。わけあり?。と、謎多すぎなので、試奏させてもらう。

音量◎~めっちゃ大きい。
音色◎~芯があって力強く、倍音を含んだ複雑な音色。華やか。
中低音◎~鳴りが抜群に良い。深みがある響き。
高音○~ちょっとかすれる。新品のリコーダーは高音が出にくいものだし、吹き込めばだんだん出るようなるか?。
ピッチ○~高めだけど、ギリ調整可能な範囲。

結論。これくださいっ!

決め手は音色かな。この力強さと華やかさは、柘植系のスティンズビーにはない魅力だった。会計の時、さらに消費税分くらい値引いてれたわ。よほど売りたかったのかしら…。

後日談

アルトリコーダーを購入する時、もう1本あったオリーブのソプラノリコーダー(こちらも激安)も試奏させてもらった。オリーブは明るくて軽やかな音がする、うわ~、これもほしい~と思ったけど、お財布に相談したらダメと言われたので、あきらめた(´・ω・`)。
カルテットの練習の時にその話をすると、メンバーの一人が翌日に店に行き、ひとりぼっちさみしそうに残されていたソプラノを連れて帰ってきたのだった。まったく知らない人に買われなくて良かった(^_^)と、未練がきれいさっぱりなくなったよ。よかったよかった。

次回は、このパリサンダーのリコーダーで演奏したアルト二重奏を投稿しちゃうわよ。

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