ひとりBAKE OFF チャレンジ~Season2~

  BBC放送のアマチュアベイカーコンテスト番組『BAKE OFF』の課題にチャレンジしてみるシリーズ2回目!。今回はSeason2から、バッテンバーグケーキ、レモンタルト、ムースケーキに挑戦したよ。 

レモンタルト

 イギリス菓子ではレモンスイーツが多いです。レモンタルトも定番の一つ。日本でもレモンスイーツがじわじわ流行ってきてますね~。

 日本では、レモンタルトというと、焼いたタルト生地にレモンカードというクリームを詰め、上に甘いメレンゲを絞り、軽く焼き目をつけたものが多い。でも、『BAKE OFF』審査員メアリーが課題に出したレシピは、レモン果汁と卵と生クリームを合わせた卵液をタルト生地に流し込んで低温で焼くというもの。レモン風味の甘いキッシュって感じ?、またはタルト生地を器にしたレモンプリン。このタイプのレモンタルトは食べたことも作ったこともなかったので、作ってみたよ。

 タルト生地は、キッシュなどで使われるパートブリゼ。メアリーのレシピは水分が僅かで、ほぼバターの湿り気で小麦粉をまとめていくので、サクサク感が半端ないっす。レモンプリンも美味しい!。食感はなめらかプリンって感じ。バターが入るまろやかなレモンカードより、こちらの方がレモン味が濃くてキリッとして私は好きだな~。
 生地が超サクサクってことは=脆いってこと。実は、生地を型から外すとき、ボロっと欠けちゃったわ。生クリームを絞って、崩れたところをペタッとはりつけてごまかしてます…テヘッ。

バッテンバーグケーキ

 日本では馴染みがないですが、イギリスの伝統菓子です。2色のバターケーキをジャムやクリームで貼り合わせて市松模様に組み合わせて、マジパン(アーモンドペースト)で覆ったお菓子。ピンクと白で作るのが一般的。ヴィクトリア女王の孫娘ヴィクトリア王女とアレクサンダー・マウントバッテンの結婚を祝って作られたケーキだそうで、日本で言うとアレね、紅白まんじゅう的なやつ。 

 課題レシピのバッテンバーグケーキは、コーヒー生地&プレーン生地、コーヒーバタークリーム,クルミの組み合わせ。これ、作ってみたら、私にはピンとこなかった。美味しいけど、コーヒーやクルミが強すぎて、アーモンド風味がどっかいっちゃってる…(´・ω・`)。そもそも生地にもマジパンにもアーモンドパウダーがかなり入ってるのに、コーヒーやクルミ使うの、やりすぎじゃね?。ちょっと納得がいかず、イギリス菓子のレシピ本を参考に、伝統的な紅白バッテンバーグケーキも作ってみました。


 こっちの方が美味しいじゃーーーん!

 色づけは食紅。アーモンドと相性が良いアプリコットジャムで組み立て。アーモンドのコクと香りが豊かで、甘いマジパンと酸っぱいアプリコットジャムのバランスも良い~。上品なケーキ~。マジパンは製菓材料店などでも売ってるけど、今回は自作よ。マジパンを家庭で作るのは難しいので、正確には”なんちゃってマジパン”だけど、市販品より甘さ控えめで、アーモンドの香りがいいところが◎。 伝統菓子は下手なアレンジなんかしない方が良いわね。

おまけ メアリーのファッション

 『BAKE OFF』でコンテストの他に楽しみにしていることがある。それは審査員メアリー・ベリーのファッション。

 お歳は70代後半だと思うけど、カラフルな色使い、適度にカジュアルで品が良い。例えば、ピンクのジャケットにネイビーのスラックス、イギリスらしい花柄のカーディガン、パイピングのあるカジュアルなスーツ、チェックシャツにデニムなんて時も。そして、着回しもしていて、同じ服を別な組み合わせで着てることもある。上の写真のデニムも多分同じものじゃないかしら。オシャレ上手~。 
 痩せているけど、猫背で腰周りがちょっとふくよか。特別スタイルがいいわけでもなく、高齢者にありがちな体系なんだけど、痛い若作りには見えないし、若々しい服をステキに着こなす。いいな~こんな風になりたいな~。

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