あずきに沼った。

 パン・ケーキ作りもBake offもそっちのけで、夏以来ちょっとヤバいやつに手を出しちゃって、まだ抜け出せてないのよ。それは

あんこ

 シンプルなのに沼ったら最後。底が深い。。。

 前は、さらしあんであんこを作ってました。さらしあんは、小豆を茹でて漉したものを乾燥させた粉末あん。品揃えの良いスーパーとか、TOMIZなど製菓材料店などに置いてありますよん(TOMIZのさらしあんはこちらで買えます)。
 お鍋にさらしあん+水+砂糖を入れて火にかけながら練ると、こしあんがあっという間にできちゃいます。スーパーなんかで売ってる袋詰めのあんこより美味しいし、香りもいいし、粉末で保存もきくので、 手間かけたくない、思い立った時にすぐにあんこ作りたい!という方にはオススメ。 ただ粉っぽさがちょっと残る、粒あんはできないのが残念ポイント。

 夏のある日、水羊羹を作ろうと思い、気まぐれに小豆からあんこ煮てみよっかな~と手を出したのが、沼の入り口だった…。 あんこって、小豆を柔らかくなるまで茹でてから、砂糖を入れて煮ればいいんでしょ…ぐらいに考えてたけど、 なかなか納得いくものにならず、気がついたらって和菓子屋やるのか?くらい小豆を煮てたわよ。えーっと、5キロじゃきかないわね。ハマってから7-8キロは煮てるんじゃないかしら。

 実際作ってみると、小豆の種類、渋きり(あく抜き)のタイミングや回数、茹で方、蒸らし時間、砂糖の種類や入れ方、その後の煮詰め方などで、ぜんぜん違うものになる。難しい~と実感したわ。お菓子屋が舞台の朝ドラとか、あんこが重要アイテムになってる映画で、小豆と会話したり、小豆の声を聞くなんてシーンがあったけど、今ならグッサグッサ刺さるように分かる。パンもそうなのだけど、小豆やパン生地がどうしてほしいのか、何を必要としているのか、豆や生地の機嫌を取れるようにならないと上手にならん。
 最近、やっと自分で美味しいなと思えるあんこが作れるようになってきた。自分好みの作り方を覚えれば、小豆の味も香りも濃く、とっても美味しいので手作りあんこ良い!。

 その人のこだわり、あんを何に使うかによって、あんこの作り方も変わると思うのであんまり参考にならないかもしれないけど、もしかしたら万が一、小豆沼に足をとられて、私のようにいろんなブログやサイトを片っ端から検索しまくって悩んでる人がいるかもしれないので(笑)、私がたどり着いた作り方、悩んだポイント、やらかした失敗をこれから2回に分けてUPしていくよ。

粒あん編はこちら>2022.11.8「あずきに沼った~粒あん編」
こしあん編はこちら>2022.11.11「あずきに沼った~こしあん編」

フォローする