年末に国立西洋美術館の「ピカソとその時代-ベルリン国立ベルクグリューン展」へ行き、その帰りに上野のうさぎ屋でどら焼きを買ったのですが、電車で眠りこけ、降車駅に止まった瞬間に目が覚めて慌てふためいて降りたら、どら焼きを電車なかに置き忘れてしまい、「今、行った電車に、どら焼き忘れましたーっ(T_T)」と、駅員さんに泣きついたshimiです、
あけましておめでとうございます!
どら焼きは、終点で駅員さんが捜索してくださって、無事に見つかりました。年の瀬ギリギリまでいろいろな方に迷惑かけまくってたわね。。。こんなshimiですが、今年もどうぞよろしくお願いします<(_ _)>。
今日の話には関係ないけど、うさぎ屋のどら焼き、すごく美味しいんですよ~。まだ冷凍庫にいくつか残ってるから、いつかブログでも紹介するわね。
ピカソとその時代-ベルリン国立ベルクグリューン美術館展

このチラシになった絵、いいですよね~。実物もすごく良かったです。ピカソも好きですが、今回のお目当てはどっちかというとパウル・クレーでした。クレーの絵、何か惹かれるんですよねぇ。好きな画家なのですが、本物は一度も見たことがなかったんです。「ピカソとその時代」展に、日本初公開を含む34点ものクレーの絵画も来ると聞きつけ、これは行かねばっ!となりました。クレーの絵は、シンプルな線だけどリズミカルで音楽が聞こえてくるようでもあるし、物語性も感じさせるし、色彩感覚も好き。見てて飽きないです。

現在、国立西洋美術館はコロナ対策で入場人数を制限してるので、こんな大きい企画展なのに、人は意外に少なくて、チケットを前もって確保しておけば待ち時間もなく、心ゆくまで鑑賞できますよん。
いつもなら企画展だけで帰っちゃうのですが、今回は時間がたーっぷりあったので常設展にもふらーっと足を伸ばしたんです。そこで思わぬ出会いがあったのよ。
常設展での再会
よく知られてるように、国立西洋美術館の常設展は、松方コレクションと14-18世紀オールドマスターの絵画です。松方コレクションは川崎造船所の初代社長、松方幸次郎が1910-20年代頃に、ヨーロッパで収集した19世紀後半~20世紀初頭ぐらいの絵画と彫刻で、なかなか見応えあります。
その常設展で、「あ、この絵だ!」って思ったんですよ。

何が「この絵だ!」なのかと言いますと。中学校の修学旅行で、国立西洋美術館を見学した時のこと。その時の私は、絵を見てる最中は感動しても、通り過ぎてしまうと忘れてしまうので、何か1枚だけちゃんと覚えて帰ろうと思ったんです。それが、この絵だったというわけ>ジャン=ジャック・エンネル「ノエツラン夫人の肖像」。シンプルでインパクトあって、中学生にも覚えやすかったのかも(笑)。修学旅行後に書かされた作文にも、この絵のことを書いた記憶があるわ。黒い髪、黒い瞳、ワインレッドのドレスだったと思ってたけど、襟元だけだったか。
今見ても、やっぱり印象に残る絵だなと思いました。黒い瞳に何か強い意志が感じられ、この時代(19世紀後半頃)の女性の肖像画にしては珍しく、髪飾りやドレスの装飾がほとんどなく、人物が際立ってますよね。
こうして常設展もゆっくりと鑑賞し、ノエツラン夫人との40年ぶりの再会も果たし、美術館を後にしたshimiは、おうちに帰ったらどら焼き~♪、うさぎ屋のどら焼き~♪、と鼻歌を歌いながら、うさぎ屋へと向かっていったのであった…。冒頭に戻ります(笑)。
こんばんは。ゲゲです。年末はお世話になりました。ありがとうございました。マカロンとってもおいしかったですよ。どら焼き無事に戻ってよかったですね。
修学旅行、shimiちゃんも西洋美術館でしたか。担任のK先生の一推しの科博を振り切って西洋美術館にしたのを覚えてます。その時私もお気に入りに出会いました。ギュスターヴ・クールベの「波」です。どちらかというと地味な絵なんですが、なぜか心に残ってお気に入りになりました。西洋美術館に行くと時間がなくてもこの絵だけは必ず観て帰ります。他にも「波」の作品はありますが西洋美術館のがいいんですよね。理由がうまく説明できませんがこの絵好きです。
他に抽象画で好きなのがワシリー・カンディンスキーです。ポップな感じとか色とか形とか好きですね。そう、見てて飽きないっていうのよくわかります。いつまでも見ていられる感じ。最近は美術館や博物館が事前予約制になって面倒だなと思ってましたが、入場者が制限されるっていうのは別の利点があるんですね。人気の展覧会は人が多くて疲れますが、ゆっくり見られるのいいと思います。いいなと思ってもなかなか行きそびれていたので、これからは少し出かけられるようになるといいかなぁ。東京にも行けるようになるでしょうか。その時はお付き合いどうぞよろしくお願いします。