向山製作所 生キャラメル

 友だちから素敵なものをいただきました!。

向山製作所の生キャラメル!。大好物!

 生キャラメル、いろんなメーカーが作っているけど、これはひと味もふた味も違ってよ。甘さ控えめだけど、ミルクの風味、コクは濃厚。なんと言っても口どけが素晴らしい。食感はなめらかで、口に入れた瞬間にふわーっさらっーと溶けて、幸福感が口いっぱいに広がります〜。歯に全然つかないの。後味も上品。こんな生キャラメル、ちょっと他にない。
 写真はノースミルクとカラメル。ノースミルクはシンプルなミルクキャラメル。カラメルはノースミルクよりはもうちょっとキャラメル風味が強くて、そこにカリッとしたカラメルをまとわせたキャラメル。見た目もカラメルがキラキラして宝石のよう。この他にも紅茶や塩キャラメルなどもあるよ。

 向山製作所、企業としても興味深い!のです。何なら、池井戸潤先生に小説にしていただきたいくらいよ。

 向山製作所は福島県安達郡大玉村にある従業員100人ちょっとの中堅企業で、本業はお菓子とは全く関係がない電子部品。
 その電子部品メーカーがなぜキャラメルなのか?ってことよね。wiki、その他web情報によると、 向山製作所はリーマンショックの時に、電子部品下請の仕事が激減し、下請体質から脱却して従業員の雇用を守るために、社長が不況でも売り上げが伸びていたスイーツへの進出を模索したそう。最初は従業員の批判もあったらしいけど、社長の熱意に従業員も共感し、社運をかけてキャラメルを開発。キャラメルは温度で味や食感が変わる繊細なスイーツだけど、クリーンルームのノウハウや計測機器など電子部品メーカーの技術で徹底した温度管理をしたとのこと。あのキャラメルの味と食感は、パティシエの熟練技…じゃなくて、電子部品メーカーの技術が生み出してるのね。製品開発後も販路の開拓、販売などでも苦労したらしい。
 そしてキャラメルが軌道に乗り始めと思ったら、2011年東日本大震災で今度は福島への風評被害に…(´・ω・`)。こうした困難のなか、向山製作所は関係者のつてをたどって2012年にパリのサロン・デュ・ショコラへの出展し、フランスでも高い評価を得て、5年連続での出展を果たす!(サロン・デュ・ショコラは、世界中から有名なショコラティエが出展するチョコレート見本市)。テレビやメディアでも紹介されるようになり、2019年の向山製作所のキャラメル・菓子の売り上げは5億5千万、電子部品の4倍だそう。凄い!。

 もちろん、向山製作所がどんな企業か知らなくとも、生キャラメルはめっちゃ美味しいのだけど、この向山製作所の物語を知ると、ますます食べたくなりません?(^.^)。なりますよね~。企業のユニークさが、商品への興味をさらにそそるのよね。

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