リコーダーおすすめ動画

 リコーダーにちょっと行き詰まってるshimiです、こんにちは。私が師匠と呼んでいるTちゃんが、何十年ぶりに再会した学生時代吹奏楽部の旧友がリコーダー教室の先生だったという奇跡のような縁で、半年ほど前から、Tちゃん師匠とともに私も月1でリコーダーレッスンを受ています。8月には、先生・師匠・私のアンサンブルで発表会に初参加することが決まり、今からビビってます。アンサンブルの足引っ張りマンは明らかに私なので、できないの、緊張するの、行き詰まってるの言ってないで練習しようね~。ハイ。

 個人的には、いくつか多重録音もやってはいるのですが、相変わらずのゴミ録音で(^^ゞ。私がリコーダー録音をはじめた理由は、①自分の練習のため、そして②ブログでリコーダーの魅力を伝えるには音もあった方がいいと思ったからなのですが…。考えてみたら、今の時代、You Tubeでちょっと検索すれば、素晴らしい演奏にたくさん出会えるので、②の目的のためには、私の耳障り演奏なんかよりYou Tube動画を紹介した方が1億倍いいのでは?ということに、さっき気づきました。思いつきともいいますが(^_^;。
 私のリコーダーおすすめ動画を紹介しますね~。3曲選ぶの、めっちゃ悩んだわ~。

Italian Ground from The Division Flute/花岡和生

 かつてshimiも、当ブログで拙い録音を公開してしまって、後悔したロバート・カー作曲『Italian Ground』。リコーダー曲としてよく知られていて、人気曲ですね~。私がこの練習するきっかけが、リコーダー奏者花岡和生さんの演奏でした。この演奏を聴くと”美しい”という言葉以外出てきません。使用楽器はヴォイスフルート(最低音がD、アルトより低音域のリコーダー)なのですが、それにしても、なんて柔らかく、甘い音色なんでしょう。練習しながら、いろいろな方の『Italian Ground』を聴きましたが、やっぱり花岡さんの演奏が一番好きです。

 この演奏は、花岡和生『ザ・ ディビジョン・リコーダー  THE DIVISION FLUTE』というCDにも収録されています。CDも大のお気に入り(^^)。主に、 1700年初頭ロンドンで出版された 『The Division Flute』というリコーダー楽譜集からの選曲です。
 『The Division Flute』は、よく知られた民謡や楽曲を元にした変奏曲を集めた楽譜集で、懐かしく親しみやすい旋律、次々に変化していくアレンジやリズムは曲としても面白く、練習曲にも良いです。この楽譜集は、パブリックドメインの楽譜を集めたサイトIMSLPペトルッチ楽譜ライブラリーで入手できますよん。私は、IMSLP>scores>作曲者から検索>Finger,Gottfried>collection>The Division Fruteってところからダウンロードしました。

テレマンのアリア/ふえまなてぃ&K.N.

 2曲目は、多重録音による四重奏。 ふえまなてぃさんとK.N.さんの演奏による『テレマンのアリア』(アリア「飢えた者を良い物で満たし」)〜マニフィカト「わが魂は主をあがめ」TWV9:18より。
 You Tubeで、四重奏用の曲探しをしていたときに出会った動画です。あまりの美しさに、涙が出そうになりました。マジです。特に悲しみを帯びた旋律を奏でる高音の響きが美しすぎます。

 作曲者のゲオルグ・フィリップ・テレマン(1681-1767)は、バロック後期の作曲家で、リコーダーやフルート曲も多数あるのでリコーダー界隈では有名ですが、こんな曲もあるとは知らんかったー。テレマンのリコーダー曲はバロックバロックしてますが (語彙力…) 、この曲はちょっと現代的な感じがしますよね。久石譲作曲といっても通用しそうだもん。
 楽譜を探しました。 私が購入した楽譜はこちら>Piascore楽譜ストアテレマンのアリア」(リコーダー四重奏) 。 限界な高音がバンバン出てきます。ソプラノ、バスパートの高音をきれいに出すのはかなり難ししそう…。

Handel Sonata A minor(HWV362)/ フランス・ブリュッヘン

 最後はリコーダーソナタで。ヘンデル( 1685-1759 )のリコーダーソナタ/イ短調HWV362、フランス・ブリュッヘン (1934-2014)の若い頃の演奏です。
 ブリュッヘンはオランダのリコーダー奏者で、古楽器オーケストラの指揮者。古楽器演奏の草分けとよく紹介されていますが、いやもう神様って言ってもいいでしょ。リコーダーは18c半ば頃には一度廃れ、20cに復活した不運な楽器ですが、まだリコーダーなどに興味を持つ人がいなかった時代に、ブリュッヘンの演奏はリコーダーの素晴らしさを世に知らしめ、リコーダーによる古楽演奏の復興に大きく貢献しました。現在は、ブリュッヘンの弟子、孫弟子が第一線で活躍していますが、ブリュッヘンを聴いてリコーダー奏者を志した人は少なくないはず。
 ブリュッヘンの演奏には独特の情感があり、音色の表情が豊か。いつまでも耳を傾けていたくなるんですよね。私も一番好きなリコーダー奏者なので、スマホにはブリュッヘンCDが14枚入ってます。良いイヤホンを買ったのですが、電車移動中このイヤホンでブリュッヘンを聴いてると、いつの間にか没頭してしまって、乗り過ごしちゃったこと1度や2度じゃないです。

 このブリュッヘン動画に感動して、私もこのソナタを一時期、熱心に練習してました(←影響されやすい・笑)。
 ヘンデルはリコーダーソナタを6曲、作っています。このイ短調(HWV362)は憂いを帯びた感じですが、ヘンデルのリコーダーソナタは概しておおらかで、聴いても、吹いても気持ちがいいです。私は楽譜を購入しちゃいましたが、課金しなくても、6曲すべてIMSLPペトルッチ楽譜ライブラリー で入手できそうですよ。

 リコーダーのイメージがちょっと変わったかしら?。機会があれば、また紹介したいと思います~。

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『リコーダーおすすめ動画』へのコメント

  1. 名前:MoonGlow 投稿日:2023/06/25(日) 20:41:25 ID:082b47dac 返信

    発表会初参加、おめでとうごさいます!予定分かったら教えて下さいね。今日もセッションしてきましたけど、ジャンルは違えど音楽活動は楽しいですね!リコーダーも奥が深いな~頑張って下さい(^ω^)

  2. 名前:shimi 投稿日:2023/06/25(日) 21:47:27 ID:174db77c9 返信

    コメントありがとうございます!。初参加、決まっちゃいました(^_^;。チェンバロの伴奏もつけてくれるそうです。MoonGlowさんのセッション、また聴きたいです!。
    いつか合同発表会できるといいですね~。