冬銀河万年筆にインク満つ [14]
曾根崎の話それきり寒椿 [15]
【旧サイト「紙魚の跡」にupした句】
2005.6
夏空や飛行機仰ぐ目の青さ [1]
思春期の恋人眩し夏至の夕 [2]
母小言長引きそうか梅雨の夜 [3]
2005.7
言い出せぬ言葉がありき雲の峰 [4]
いつまでも一緒にいたいさくらんぼ [5]
2005.8
ラムネ玉岬映して地球哉 [6]
ただならぬ意志ある如し夜の蝉 [7]
2005.9
はつざくら首のすわらぬ赤子抱く [8]
芭蕉像微動だにせず蝉時雨 [9]
2006.3
すみれ咲く場所はだれにも教えない [10]
春うらら調子ぱずれのアリアかな [11]
2006.7
四月馬鹿ウソはホントになりたくて [12]
2007.2
春一番みんな私を追い越して[13]