私のリコーダー

recorder.jpgリコーダーは、メーカーごとに特徴があるし、素材によっても音色が異なる。さらに、同じメーカー、同じ素材でも個体差があるので、選ぶのがなかなか難しい楽器だ。気に入った音色に出会えるかどうかは、運もある。「楽器は出会い」というらしいけど、リコーダーはその言葉がしっくりする。

ソプラノリコーダー(中央)
メック社 ロッテンブルグ 素材エボニー(黒檀)
このリコーダーは、木製の柔らかさと、澄んだ音色のバランスが良い感じ。ロッテンブルグモデルは、量産品のなかでは定評がある。エボニーは木が堅いためか、音色はやや硬質的だが、抜けが良く、のびやかで澄んでいる。とくに高音域が美しい。ただし演奏する人が下手なので(^^ゞ、時々苦しそうな音が出てしまうが…。音量も大きい。
新品だった頃は、すぐに詰まるし、高音が出しにくかったが、吹き込むにつれだんだん良くなってきた。成長中。

アルトリコーダー(左)
メック社 スティンズビーモデル 素材インディアンボックスウッド(柘植)
スティンズビーモデルは、バロック期、スティンズビーさんが製作したリコーダーのコピーである。バロック期リコーダー製作者のコピーモデルは、このほかにもデンナー、ステンベルゲン、ブレッサン(師匠に教えていただいた)などがある。値段もちょっとお高め。スティンズビーはかなり細身で、一番下のピース(下に広がるラッパの部分)が長い。リコーダーのジョイント部分はコルクが多いが、これは糸巻き。
私のスティンズビーは、ちょっとピッチが高め。吹くと抵抗感がある。音色は素材にも左右されるので、スティンズビー固有の特徴かどうかは微妙だが、柔らかく、チョイかすれた感じ。そのかすれた感じが、嫌なかすれ方ではなく、アルト特有のぬくもりがあり、いい感じ。高音域が繊細で、低音域の響きはとても良い。音量はちょっと小さめ。
とても気に入っている。

ソプラニーノ(右)
フェール社 ボックスウッド
フェールはスイスのメーカーだが、私もよく分からない…。銀座のYAMAHAでも数本しか置いてなかったと思う。ソプラニーノは、ピロピロピロ~と小鳥の鳴き声のような可愛い音色だ。これは好みだが、ソプラニーノで音色がクリアなものは、ちょっと耳障りな感じがする。クリアな音の方が、ソプラニーノらしくて良いのかもしれないけれど…。このソプラニーノは、他のものに比べると、柔らかい方だと思う。
演奏する曲が限られるので、あまり活躍していない…。

3月ぐらいから、ブログに時間をさいてきたため、練習をサボっていたが、最近またちょいちょいと練習している。今、壁にぶつかっているなぁと思う。報告はまた後日 (^.^)/~~~

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