ひとり合宿 in 猪苗代part2

1-3日に、再び猪苗代へひとり合宿へ。前回と同じスクールのペンションにお世話になる。「また来たか~」。スタッフの75才になるAさんが笑顔で迎えてくれる。Aさんは、板にワックスをかけてくれたり、道具の手入れの仕方などを丁寧に教えてくれる。ヨーロッパの山々にもスキーに出かける素敵なおじいちゃんである。

レッスンメニュー
1日(午後) 外傾姿勢、外向傾
2日(午前・午後) ウェーデルン、ストックワーク
3日(午前) 外向傾、ターンの始動とエッジの同時切替

ゲレンデはもう完全に春の雪である。粒が大きく水っぽい。ザクザクの雪。私は春の雪が超苦手だ。コンディションが悪いと、初心者へ戻ってしまうのである。滑りはじめて、「???」何かが違うと思った。予想外に、スキー板がきちんと回っていくのである。もしかして、少しは上手になったってこと?。と、ちょっと自分でもビックリした。

レッスンは70才になるというBさんとずっと一緒だった。Bさんは、国際スキー技術検定、ゴールドメダル取得を目指している上級者である。Bさんが言うには、「いやー、この年になると1日20本が限界だね」………それは、30才年下の私でもすごく疲れます。とてもバイタリティある方である。レッスン中はレッスン中で、仕事の合間に滑りに来たAさんが「頑張れよ~」と華麗なフォームで下りていくのであった。。。シニアのパワーに圧倒されっぱなしである。
宿に帰ってからは、ビール片手に、撮ってもらったビデオを見ながらコーチに指導してもらう。自分では上手くなったつもりでも、ビデオをみるとひどくガッカリする
今回のレッスンで、板もパラレルになり、ターンの基本となる谷足への加重、外傾姿勢もとれるようになってきた。しかし、X脚が抜けない、ストックの位置が高い、ゆえにストックワークも下手、「早く曲がりたい症候群」(スピードが恐いので、大きな弧を描けずに、すぐにターンをしてしまう)などの課題がのこった。一つクリアすると、次々と次の宿題が出てきてしまう。。。

最終日。帰り自宅をしていると、ゴールドメダルの検定を終えたBさんが戻ってきた。にこっと笑って、「合格しました」。\(^O^)/。あんなに美しいスキーをしているのに、さらに上を目指して練習するって、尊敬してしまう。スキーには、滑る楽しさと、上達する楽しさがある。そして、滑り方もバリエーションがたくさんあるから、これで終わりっていう到達点がないところも面白さの一つ。

雪も悪いし、今シーズンはもう終わりと思っていた。しかし、Bさんの検定に刺激を受けてしまった。今シーズンは実現するかどうか分からないが、次の秘密合宿を画策中。

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