3月の映画鑑賞メモ

フランク・オズ『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』,1986年,アメリカ,wowwow
60年代のB級ホラー映画→ミュージカルで舞台化→このミュージカルを映画化したもの。一言で言うと、裏ディズニー。明るく健全な音楽、テーマでで、軽くホラー。B級が好きな方にオススメ。

アンドレ・カイヤット『眼には眼を』,1957年,フランス,レンタル
今まで見た映画のなかでも、断トツに恐い。登場人物はほぼ二人だけなんだけど、この二人の関係は、昨今の欧米諸国とアラブとの関係を予言しているようなところがある。

木村大作『剣岳 点の記』,2009年,日本,wowwow
安直な空撮は一切なし。山に挑む人間の姿を、あくまで人間の目線で、ロングショットを多く使いながら撮影することで、見る者に人間の前に立ちはだかる圧倒的な自然を感じさせる。これだけで、この映画は成功。それがテーマだから。役者も良い、特に香川照之。音楽はバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディ、アルビノーニ、マルチェッロ等々。すべてクラシックだが、これらの曲は日本人の情感に通じるものがあると思う。

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