ヨーグルトメーカー

110405yogurt.jpgヨーグルトの品薄が長期化するとのニュース。我慢すればいいだけのことだが、ほぼ毎日食べていたので、やっぱり食べたくなる。
20年以上前になるが、ご近所の方からカスピ海ヨーグルトの株を分けてもらって、ヨーグルトを自作したことを思い出した。ずぼらな私はすぐに株をダメにしてしまったのだが、いろいろ調べてみると、最近は便利なヨーグルトメーカーなるものがあることを知る。要はヨーグルトの菌が発酵しやすい温度を保つ保温器で、安いものだと2000円ぐらい。さっそくAmazonでぽちっと購入してみた。1万円ぐらいのものになると、温度設定、タイマーなどがついているが、私が買ったもの2500円ぐらいには、そういう余計な機能は一切なし。スイッチもなし。コンセントの抜き差しで、温度が40度ぐらいに保たれるようになっているだけ。牛乳パックに菌種となるヨーグルトを少量入れ、パックごと器具にセットするという超シンプルなもの。そのため、カスピ海ヨーグルトのように発酵温度が低い(30度ぐらい)特殊なヨーグルトは作れない。

取説を読むと、菌種は「砂糖やゼラチン、フルーツなどが入ってないプレーンヨーグルト」を使ってくださいとある。…今時、そんな貴重品、買えないって。粉末の菌種もあるにはあるが、割高な上にネットでのお取り寄せになってしまう。ヨーグルトメーカーを買ってから、菌種も入手が大変なことに気づく(←バカ)。スーパー2軒目で、がらーんとした棚に数個だけぽつんとあったのが、ヤスダヨーグルトのドリンクヨーグルトだった。砂糖が入ってるが、これでやってみるか。
取説では、発酵時間は8時間。しかし、8時間経っても、12時間経っても固まらない。12時間の時点で飲んでみると、ほんのりヨーグルト風味がする牛乳 orz。ドリンクヨーグルトじゃ無理かーと思ったが、もうすこし発酵を続けてみることにする。15時間後…。おっ?。パックを持ち上げても、牛乳がタポタポと揺れる音がしないぞ。もしや…もしやもしやの…
!!(゚∀゚)!! 固まってるー! 
上の方に、数ミリほど乳清も浮いており、見た目は完全にヨーグルト。

冷蔵庫で冷やしてから食べてみる。うん、ちゃんとヨーグルトになってる。カスピ海ヨーグルトほどではないけど、とろみと、やや粘りけがある。味はほんのり甘くて、酸味が少なく、あっさりめ。美味しい!。味や固さは、菌種や牛乳の味にも左右されるだろうし、今回はまだ発酵時間が足りなかったかもしれない。菌種のプレーンヨーグルトが手に入りにくいけど、なければないで、いろんな乳酸菌で試してみるのも楽しそうだ。←ヨーグルトを作ることより、どんな菌種で、どんなヨーグルトができるのか、実験が目的になりつつある。。。 

実験データ
【牛乳】地元スーパーのプライベートブランド牛乳850cc
【菌種】ヤスダヨーグルトのドリンクヨーグルト150cc
(牛乳、菌種ともに、冷蔵庫から出したばかりのものを使用)
【発酵時間】 15時間
【味】 柔かめで、やや粘り。ほんのり甘く、酸味少ない。あっさり、まろやか。

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