有機天然酵母をためしてみた

1105005yuukitennenkobo.jpg明日は仕事。GW中は溜まっている仕事をやるぞーと思っていたのだが、毎日のように有機天然酵母と遊んでしまった…。

ドライイーストと比較するため、今まで作ったことのある異なるパン生地の基本形を3種類作ってみた。

写真1番上は、小麦粉、水、砂糖、塩だけのリーンなパン。

真ん中は、牛乳、卵、バターたっぷりのリッチなパン。菓子パン向きの生地。バターロールとジャムロール。

3番目は、これらの中間で、バターと牛乳と卵を、少量だけ入れたパン。コッペパンや調理パン向きの生地。

1番目と3番目のパンは、こね不足で生地のキメが粗くなってしまったが、気にしない、気にしない。

真ん中のパンは、ジャムロールに使った手作りジャムがゆるくて、焼いているうちにパンからほとんど天板に流れ出てしまったけど、そんなの気にしない、気にしない。ついでに、変わったやつがオーブンから出てきたけど、キニシナイ、キニシナイ。

ドライイーストとのいちばんの違いは、香り。今までドライイーストしか使ってなかったから、気にしてなかったけど、ドライイーストには特有の匂いがある。納豆を香ばしくしたような。粉末でも臭いけど、焼きたてはこれが、むわぁぁ~んとただよう。冷めてしまうと、私はまったく気にならないけど。
有機天然酵母の粉末そのものも、ドライイーストほど強くはないが、納豆臭がある。しかし、焼いている時に、いつもと匂いが違うことに気づいた。あのイースト臭がまったくない。焼きたても、小麦やバターの良い香りだけがする。旦那には酵母を変えたことを言わずに、味見してもらったら、一口食べて「匂いが違う」と言ったのには驚いた。

そして甘み。いずれも甘みが増した。糖分は前と変えてないから、素材の甘みが引き出されたのかしらん?。一番上のパンは、結構、塩味が効いているいるんだけど、塩気のなかに、噛むほどじんわりと甘みが広がる。どのパン生地もドライイーストより、自然な甘さがあって、おいしい。

しかし…私がお気に入りパン屋さんで買う天然酵母パンとは、やっぱり違う。天然酵母らしいクセがない。もっと、酵母臭というのか、発酵臭がするし、みっちりもっちりしてるし、微かな酸味とか、複雑な味わいにも欠けるような気がする。有機天然酵母は、素材の味を素直に引き出す優等生タイプという感じかな。天然酵母のクセが苦手という人にはオススメ。

普通のドライイーストよりは断然、美味しいし、満足してるし、まとめ買いしっちゃったし、なくなるまでは有機天然酵母を使うけれど。もうちょっと気温が上がったら、ホシノ天然酵母に挑戦しようと思っている。25度以上になれば、めんどくさい温度管理や特別な発酵器具を買わなくとも、常温放置で種おこしや発酵ができそうだから(汗)。

まだまだ目指すパンへの道は遠い…。

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