ハイジご飯をつくってみよう 白パン編

初夏になっても、パンまつり続行中。

35~36年前、毎週、田舎の洟垂れ娘が指をくわえながら見ていたアニメがあった>『アルプスの少女ハイジ』。

黒パン、暖炉でトロトロにとかしたチーズ。干し肉。山羊のミルク…。田舎では見たこともないものばかり。またハイジが美味しそうに食べるのよね。干し肉をつまみ上げて、あーんと口に入れたりして。
ご存知の方も多いと思うが、この『アルプスの少女ハイジ』には宮崎駿が関わっている。ジブリアニメもそうだけど、この人は食事をほんとうにおいしそうに描写する。『未来少年コナン』が頬張るお肉、『カリオストロの城』のミートボールスパゲティ、『ラピュタ』の目玉焼きパン、『トトロ』のもぎたてキュウリ、『魔女宅』の焼きたてお魚パイ…。あー食べたい。

話は変わって、先日、本屋で『絵本からうまれたおいしいレシピ』(宝島社)を立ち読みしていたら、「ハイジの黒パン・白パン」のレシピが載っており、洟垂れ娘時代の思い出が蘇ってきた。

ハイジがクララのお家で、ペーターのおばあさんのためにせっせとため込むあの白パン。
時々、パン屋で「ハイジの白パン」なるパンを見かける。何度か食べてみたが、へんな甘さがあるし、ミルキーだし、これって本当にハイジの白パン?と疑問に思っていた。
調べてみると、あの白パンは、ドイツのゼンメルとかプレッツェンというパンらしい。レシピをいくつか見てみたら、材料はほんの少しバターがはいるぐらいで、あとは粉と塩・砂糖だけ。上記の『絵本から…』のレシピは、牛乳やショートニングを使うなど、ちょっと菓子パン風の白パンっぽかったので、今回は、もっとシンプルなレシピ、大塚せつ子『5つの酵母と素材を生かした基本のパン作り』(辰巳出版)のプレッツェンを参考にした。

110513whitehaiji.jpgプレッツェンの特徴は、真ん中に筋が入った愛らしいかたち。この筋をつける作業が簡単そうで難しい。私は、菜箸でぎゅっと抑えて筋をつけたが、菜箸が生地にめりこんでくっつくし、パン生地は潰れるし…、苦労した割には、発酵が進むにつれ、筋がほとんど取れてしまうしヽ(´・`)ノ  。

皮までふんわりと柔らかい。でも小麦粉と塩の素朴な味。おいしい。何にでも合いそうだけど、これはクリームシチューとか、コーンポタージュなんかと食べたら最高だと思う。
今回は、簡単に羊乳のチーズと自作いちごジャムで。このチーズはクセが少なく、ちょっとヨーグルトのような風味あって、ジャムとよく合う。これらをパンに挟んで食べた。
good(^.^)b。

黒パン編は、さらに暴走中。。。

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