ルバーブジャム

近くに産直野菜の店ができた。新鮮で、珍しい野菜もいっぱいある。例えば、ジャガイモも、男爵みたいなイモっぽい品種じゃなくて、「レッド…なんとか」という小洒落た品種だったり、トマトもかったりオレンジだったり黄色だったり、形もさまざま。価格は高めだけど、野菜好きには、あれもこれも買ってみたくなるキケンな店である(^◇^;)。

111017rhubarb2.jpgその店にあったのがこれ。ルバーブ。欧米では広く食べられており、甘く煮てパイの具にしたり、ジャムにしたり、主に菓子に使う。私もジャムなど加工されたものは数回食べたことがあるが、生を見たのは、はじめて。知り合いの元お菓子の先生によると、最近では、日本でも長野県あたりでポチポチと栽培されており、毎年取り寄せているという。
1束280円で3束、ついでに新鮮な生姜も購入。会計の時に、素敵なナチュラルファッション(ボーダーのトップスにリネンのエプロン)の店員さんに「ルバーブは完全無農薬ですから、いろいろとお楽しみくださいね」と言われ、いやーはじめてなので、何つくるか悩んでいるんですー…とは言わずに、あたくし、ルバーブのお菓子づくりなんてこ慣れているんですのよ。みたいな雰囲気で「ハイ」と答えてしまう。。。小心者の見栄っ張りである。

111017rhubarb.jpg家に帰ってから、生で一口かじってみる。酢っぱ、渋っ!。とりあえず、定番で、いちばん簡単そうなジャムを作ることにする。生のルバーブは繊維がぎっしりと密集していて、切るのにもちょっと力がいる。そして、匂いが不安になるぐらい青臭い。しかし、煮はじめると、すぐに繊維がユルユルとほどけはじめ、溶けるように形がなくなっていく。匂いも草っぽさがほのかに残る甘酸っぱい匂いに。ルバーブ3束約500グラムで、200mlのジャム瓶に2個半ぐらいできた。

で、できたのがコレ。色はどよよーんとして食欲を失いそうだが(笑)、味は甘酸っぱくてとても美味しい。酸味が強いので、ジャムとはいってもさっぱり食べられる。あ~、これは確かにパイにしたら、美味しいだろうなと思う。パイは、紅玉とか酸味のあるフルーツと良く合うからね。このジャムをつけてみたくて、久しぶりにパンまで焼いてしまう。ほどよい酸味はヨーグルトとの相性もバッチリ。
一緒に買った生姜はシロップ煮にした。シロップはお湯で割ると、ホッとする飲み物、炭酸で割ると、やさしい風味のジンジャーエル。紅茶やホットミルクに入れてもおいしいかも。生姜はお菓子作りに使おうと思っている。

調べてみると、ネットでルバーブを直接販売している農園がいくつかある。ちょっとめずらしい野菜のジャム、たまにはいかが?

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