失敗作もおいしく食べよう

失敗作いくよっ。どーんっ!。

111108henpeipan.jpgやってしもた。この平べったいパン。一応、カンパーニュを作ったつもり(見えないけど)…orz。

2ヶ月ぶりぐらいに、レーズンから酵母を起こした。自家製天然酵母は、生地ダレしやすい。発酵が進むほど、パン生地に張りやコシがなくなって、いくら丸め直しても、ビローッっと横に広がってしまい、縦に膨らまなくなる。私が自家製天然酵母でパンを作るときのいちばん多い失敗で、こんな扁平パンを数え切れないほど作っている。原因は、酵母の発酵力が弱い、こね足りない、水の入れすぎ、水温が高い、発酵温度・時間が適切じゃないなど。
ま、固くて、ちょっとボソッとするけど、食べられないわけじゃない。でも、こういう失敗パンは、旦那が食べてくれないので、私1人で消費することになる。2日も経てば、さらに固くボソボソに。霧吹いて、トーストすると、そこそこ食べられるには食べられるけど。

最近、ネット動画で、イタリアトスカーナ地方の「パンツァネッラ」という料理を知った。簡単に言ってしまうとパンサラダ。古くて固くなったパンをちぎって水に浸してしぼり、トマト、キュウリ、紫玉葱(水にさらす)、バジル、オリーブオイル、赤ワインビネガー、塩こしょうであえる。

へっ? パンを水に浸すの?。

一抹の不安はあったが、簡単だし(←ここ重要!)、あの扁平パンでいっちょ作ってみるかと、今日のお昼ごはんに作ってみた。

111108pansalada.jpg分量はすべて適当。
写真にはあまりパンが映っていないけど、下の方にゴロゴロ入っている。私の好みで、玉葱すくなめ、トマト多め。家に白ワインビネガーしかなかったので、赤ワインビネガーの代わりに、白ワインビネガーとほんのちょっとバルサミコ酢を加えてみた。ビネガーがなければ、レモンでもいいと思う。

固いパンがザクザクした食感になり、まろやか酸味のドレッシングがしみしみ~。オリーブオイルとバジルの香りが食欲をそそり、うん、これはおいしい!。さっぱりしてるけど、結構、お腹にたまる。もっとゴージャスにしたい時はツナ、チーズ、オリーブなんかも合うし、いろいろとアレンジもききそう。

固くなってしまったパンをおいしく食べるための工夫…ってことは、日本でいうと、お茶漬けみたいな感じなのかしら。冷えてボソボソになったご飯に、漬け物や常備菜などをのせ、お茶をかけて食べる感覚に似ている。

もう捨てちゃおうかな~なんて思っている固いパンや、扁平パンがあったらヾ(–;オイオイ、ためしてみてねー。

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