デジタル録音してみよう 機材編

私がリコーダーの練習をサボっている間に、なにやら師匠が新しいことをはじめていた。それはリコーダー演奏のデジタル録音。演奏をPCに取り込み、音楽編集ソフト(フリーソフトでも充分)で編集し、音声ファイルとして保存する。重ね録りや編集すれば、ひとり二重奏、三重奏だってできる。

それ、私もやってみたい!。音声ファイルにすればWeb公開もできる

いやね、私は人にお聴かせするレベルではないんだけど。Blogの「リコーダー練習帳」コーナー。文字だけでリコーダーのおもしろさを伝えるのに限界を感じており、いつの間にか放置状態に。演奏を公開して、リコーダーの音色やアンサンブルの面白さや難しさ、曲の美しさ…下手なりに伝えられないかしらんと思ったのだった。いい機会なので、私も挑戦してみることにした。

とはいえ、まったく未知の分野。録音のやり方すら分からない。師匠から得た情報、自分でもネットや本でも調べて、録音方法には二つあることが分かった。
①PCにマイクをつなぎ、音楽編集ソフトで録音する方法
②リニアPCMレコーダーで録音する方法。リニアPCMレコーダーは、音質を劣化させずに録音ができるハンディレコーダ-で、主に音楽、自然の音などの録音に使われる。CD以上の高音質で録音することも可能。
私は②のPCMレコーダーを選択。理由は機材が1つですむから。
①のマイク録音も考えたのだが、良い音質で録音するには、高価なコンデンサーマイクが必要で(ステレオ録音するなら2本)、コンデンサーマイク使うにはファンタム電源をもつミキサー、さらにミキサーとPCと接続するためのオーディオインターフェース、マイクスタンドと、そろえる機材も多く、マイクセッティングも素人にはちょっと難しそう。良いマイクを選べば、リニアPCMレコーダーの内蔵マイクより高性能で、いい音で録音できるかもしれない。しかし、ゼロからはじめる者には、リニアPCMレコーダーだと1個ですむという魅力は大きかった。さらに、ほとんどのPCMレコーダーは、マイクスタンドがなくとも、カメラ三脚にセッティングできる仕様になっており、すでに三脚を持っている私には好都合。

130407zoom1.jpgリニアPCMレコーダーも各社いろいろ出していて、価格も性能もピンキリなのだが、2-3万円ぐらいのものが多い。 選んだのは、
← ZOOM/H4n
価格は2万円弱。機能がてんこ盛りで、価格がお手頃。音質に関してもネットや楽器店での評価が高かったから。
決め手になったのは、一つは、メトロノームが内蔵されていたこと。ひとり二重奏、三重奏を録音する場合、各パートを別々に録音して、音楽編集ソフトで重ね合わせる。各パートをズレなく、ぴったり合わせるには、いくつか方法があるが、まずはメトロノームに合わせながら正確なテンポで演奏することが基本。PCMレコーダーとは別にメトロノームを用意してもいいけど、1台で足りるならその方が便利。
二つ目は、マイク端子とファンタム電源を搭載していて、オーディオインターフェイスとしても使えること。つまり、これを持っていれば、あとはコンデンサーマイクを買い足しさえすれば、①の録音方法でも録音できる。2万前後の価格帯の機種で、この機能があるのはH4nだけだった。実際に使うかどうかは分からないけど、できる範囲が広いってことは、自分演奏以外にも、いろんなシチュエーションでの録音に対応できそう。お得感

130407zoom2.jpg演奏の公開はいつになるか分からないけど、これでちょっと遊んでみようっと。右の写真は、ZOOM/H4nをカメラの三脚にセットしたところ。

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