2019年Best5映画~『カメラを止めるな!』、『日日是好日』

昨年後半以降、映画を見るペースががくっと落ちてしまったshimiです、こんにちはっ!。
昨年印象に残ったのは5本。うち3本が邦画という、邦画の当たり年になりましたー。昨年のベスト映画は今年のうちに記事にします!(もっと早く書け)。

上田慎一郎『カメラを止めるな!』

2017年,日本,DVD

あらすじはですね…か、書けない。ネタばれになっちゃう。予算300万という超低予算映画、たった2館での上映からの大ヒットに。
この映画に関して言えることは、「アツアツポイント!」が後半にあるので、くじけずに見てほしいということだけ。映画では”掴み”って重要だと思うんです。ここで観客の映画を観る真剣度が決まるから。特に最近の映画は”掴み”に凝っていて、掴みは良いのに後半失速というパターンがよくあるけど、この作品は逆。監督、チャレンジャーすぎる。冒頭30分、この映画って見る価値ある?と観客が見るのを止めたくなるギリギリ手前のところまで引っ張って、怒濤の後半へ突入~。最後まで観ると、このグダグダな前半が、緻密に伏線を仕込みつつ、それをワンカットって撮ってるって神業!なことが分かって、反芻するのが楽しくなる。
私はこの映画はフランソワ・トリュフォー『アメリカの夜』+三谷幸喜『ラジオの時間』だな~と思いました。ハイ、ここまでーーー。あとは見て下さい。面白いです(^^)。

【オマケ】
公開されたばかりのYouTube 『カメラを止めるな!リモート大作戦』も是非どうぞー。 予告と一緒に埋め込んでおきますね~。 そしてミニシアターを応援しよう!。
上田監督のアイディアは素晴らしく、そして『カメ止め』が愛され映画だということが『リモート大作戦』からもよく分かるな。

大森立嗣『日日是好日』

2018年,日本,DVD

森下典子のエッセイ『日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』の映画化 。大学生の典子は従姉妹の美智子と「ただものではない武田先生」のところでお茶を習うことになった。武田先生役で樹木希林が出演。

まず言葉が美しい。 多分、原作の言葉も良いのだと思う(読んでないけど)。 そして、その言葉を空回りさせずに、ストーリーと映像が実感として心にストンと落とし込んでくる。
ひとりの女の子が、将来に悩んだり、就職で挫折したり、失恋したり、大切な人との別れがあったり。でもそれはほとんど映像化されず、サラッと語られるだけ。彼女が挫折や悔いを乗り越えて、精神的に成長していく姿をお茶のお稽古のなかだけで描いていく。エピソードを映像にせずそんなことできるか?と思うかもしれないけど、できてしまっているのがこの映画の凄いところ。同時にお茶を知らない者にはお茶の奥深さや魅力もたっぷりと伝わってくる。 主人公のお手前の上達も、精神的成長も、空っぽの器に、時間をかけてじっくりと中身が満たさていくような感じがあって良かった。

そして俳優も良かった。典子役の黒木華。お嬢さんから大人の女性まで違和感なく演じていた。そして武田先生役の樹木希林。アクの強いイメージがあったけど、この物腰の柔らかさ!。こんな役も完璧にできるんだ、やっぱり凄い女優さんだったと思いました。

フォローする