リコーダー師匠から「ノリ悪い」「歌えてない」と注意されることが多いのですが、最近、たまたま師匠以外のリコーダー講師のレッスンを受ける機会があり、そこでも何度も「歌うように吹いて」と言われ、演奏のノリの悪さには定評があるshimiです、こんにちは!。
H4nのKARAOKE機能
私は、リコーダーの多重録音には10年前に購入した Zoom/H4nというリニアPCMレコーダー使ってます。現在の後継機種はこれかな→H4n pro。
ある日、調べたいことがあって、H4nの取説をペラペラめくってたら「KARAOKE機能」があることをはじめて知りまして。H4nにカラオケ音源を取り込み、伴奏に楽器演奏やボーカルを重ね録りできる機能。
以前からリコーダーのソロや二重奏はちょっと音が寂しいので、伴奏付きで録音できたらなぁとは思っていたのですが、え、え?ちょっと待って、こんな機能あったの?、簡単にカラオケ録音できるんじゃーん、何年H4n使ってんだよぉ…となってしまいました(←アナログ昭和人間あるある)。というわけで、H4nの「KARAOKE機能」試してみたよ。
Muse Scoreで伴奏を作る
まずは伴奏音源を作らないといけないのですが、これは”Muse Score”というフリーの楽譜作成ソフトを使いました。 ダウンロードはこちら→Muse Scoreダウンロード 。Muse Scoreで楽譜を手入力し、楽器を選択して、再生ボタンをクリックすると、その楽器の音色で楽譜通りに再生してくれるんですね~。そして、それをwavやmp3ファイルで書き出すこともできるんですね~。これで伴奏の音源ファイルをGet。
Muse Scoreさんの伴奏は、入力の手間がかかる(入力に慣れるまで手こずったわ)、演奏が淡々として機械的、音色が電子楽器音でちょっと不自然というデメリットはあるのですが、私のために伴奏してくれる人を探しに旅に出るよりは、手間も時間もお金もかかりませんっ(笑)。
もともと楽譜を清書する必要があってMuse Scoreをダウンロードしたのですが、私はこの再生機能をよく使います。初めての曲などで、リズムが複雑でどう演奏していいか分からん…、他のパートとどう絡むのかよく分からん…という時に、譜面を入力して再生させ、音で確認するとかね。
Museさんの伴奏 をH4nに取り込んで、KARAOKE機能でリコーダー演奏を録音したのがしたのがこちらです~↓。
ヘンデル「サラバンド」とチェンバロ
ヘンデル「サラバンド」(HWV448)
アルト二重奏 チェンバロ伴奏
リコーダーは17-18世紀バロック時代に全盛期を迎えた楽器なので、リコーダー曲はこの時代に最もたくさん作られており、伴奏もチェンバロ、ヴィオラダガンバ、リュートなどが一般的。この曲はリコーダー曲ではないですが、やっぱりバロック期の曲にはチェンバロ伴奏が合いますね~。自分の演奏にチェンバロ伴奏が付けられるなんて夢みたい~。
ヘンデルはリコーダーソナタも何曲か作曲してます。ヘンデルのリコーダーソナタは旋律が素直、大らかで、吹くと気持ちが良い。いつかヘンデルのリコーダーソナタもちゃんと仕上げてみたい。
「北の国から」とギター
あの伝説ドラマ「北の国から」、さだまさし作曲のBGMから2曲。シンプルな旋律の繰り返しなので、私の歌えないリコーダーだけだと単調で冴えませんが、ギター伴奏が入ると「北の国から」感が急に出ます。伴奏の力ってすごい!と思いました。
五郎のテーマ
テナーリコーダーソロ ギター伴奏
オリジナルはパンフルートで演奏されてます。私のテナーリコーダーは音の立ち上がりがややもっさりしてしてるので、発声が遅れないよう気持ち早めに音を出すようにはしてるのですが、この演奏では出だしが何カ所か遅れているところがあり(^^ゞ、Museさんの正確なテンポの伴奏がつくと、その遅れが目立つ目立つ…ひゃー。
北の国からテーマ曲
ソプラノリコーダー・アルトリコーダー二重奏
ギター伴奏
この曲はリコーダー二重奏用に編曲されたもので、さださんの原曲とリズムがちょっと違う箇所があります。聞き慣れた曲だけに違和感があるのですが、2本のリコーダーの掛け合いが美しかったので、演奏してみました。力みすぎたかな、もっと軽やかに吹いてもよかったかも。