菓子づくり活動報告

 お菓子づくりは、パンほど熱心に活動はしてなかったけど、すこしは上達したみたい。ちょっとこれ見てくだいまし。

 これ、日野市にある洋菓子店、フジウのアルカザールというケーキのレシピを見て作ったんですけど。上は、2012年11月26日「パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ アルカザール」 の記事を書いたときに作ったもの、下は2020年に作ったもの。もうね、見ただけで腕の差は歴然。タルト生地の薄さと均一さ、ケーキ生地のしっとり感、焼成の加減、食べるなら絶対に下を選ぶっしょ。2012年に作った時は、ブログに「全体のまとまりが悪い」と書いているけど、2020年の方はタルトがサクサク、アーモンドのケーキ生地はしっとり、下にしのばせたアプリコットコンフィチュールの酸味とのバランスも良くて美味しかったわ。もちろん本家フジウには遠く及ばないけど。

 お菓子づくりが上達したのは、通っているパン教室でお菓子も多少教わったというのもあるけど、大きかったのはリコーダー練習のおやつ当番ね。リコーダーカルテット”ポコアポコ”練習日は、持ち回りでおやつを準備することになっているのです。私は修業も兼ねて、自分が当番の時は手作りを持っていく!と決めたのですが、他人様に食べてもらうとなると、気合いの入り方が違います(笑)。 失敗はできないので(といいつつ、当日失敗して、コンビニスイーツを買いに走ったこともあったけど(>_<))、試作したり、本番の前に練習してみたり。 お菓子は、手際の悪さや、混ぜ方、温度などちょっとしたことが残念な結果に繋がりやすいのですが、同じ菓子を2,3回続けて作ると、気をつけなくちゃいけないポイントも分かってきたよ。

リコーダー練習のおやつ当番で作ったお菓子をいくつか紹介~。

定番系

  苺ショート、シャインマスカットゼリーとレアチーズ、りんごの焼き込みタルト、ビッシュドノエル。
 苺ショートケーキのクリームの絞り出し口金「サントノレ」っていうんだけど、これ使うとケーキが一気に垢抜けるー(笑)。

古典菓子

 上からガレットデロワ。ガトーバスク。ガトーマンケ。

 ガレットデロワ。ガレットデロワは新年のお菓子で、パイ生地にアーモンドクリームを詰めて焼いたもの。ケーキの中にフェーブという陶器製の小さいおもちゃを一つ仕込んでおいて(最近は衛生上の理由からアーモンドやドライフーツを入れることが多いみたい)、切り分けたガレットデロワからフェーブが出てきた人には幸運がくるとか、その日は王様になれるとか、いろいろ楽しみがあるお菓子なのですが…。オーブンに入れてからフェーブ入れ忘れたことに気がついたという(´・ω・`)。。。パイ生地はだいぶ上手になったな。

 ガトーバスクは、ポコアポコ結成1周年に、リコーダー師匠からのリクエストで作ったお菓子。厚めのクッキー生地のなかに、アーモンドパウダーを混ぜ込んだほっくりしたカスタードが詰まっているのですが、中身の写真撮ってなかったわ。外観だけだと超地味(´・ω・`)。。。

 ガトーマンケの”マンケ”は失敗作という意味で、失敗から生まれたお菓子っぽいです。古本で買った河田勝彦『古くて新しいフランス菓子』に載っていた レシピ。この本のなかで、材料が入手しやすく、私の技術でもできそうなのがこれしかなかったので作ってみました。シンプルなバターケーキですが、リッチな風味なのにふんわり軽やか、口どけもよく、おいしかった~!。

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